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Twin's Story 8 "Marron Chocolate Time"
【学園物 官能小説】

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 「ちょっと待て。」
 「何?何か問題でも?」
 その晩、真雪は健太郎の部屋を訪ね、いきなりヌードモデル依頼の話を切り出したのだった。
 「問題大ありだ。」
 「なんでよ。単純に服を脱いで立ってればいいだけじゃん。」
 「そ、そんな簡単にいくか!だいたい、」
 真雪は赤くなって主張する健太郎の言葉を遮って言った。「これが逆の立場だったら大問題だろうけど、ケン兄が裸でモデルになるわけでしょ?何の問題もないじゃん。」
 「そ、そんなこと言っても・・・・。」
 「協力してあげなよ。うちの学校の偉大な芸術家のためにさ。それとも何?」
 「何だよ。」
 「モデルやってるうちにムラムラきて、春菜を押し倒しそうになる、とでも言うの?」
 「そんなわけあるかっ!」
 真雪は立ち上がった。「じゃあ、今度の土曜日に、下の暖炉の前でね。」
 「か、勝手に決めるな!」
 部屋のドアを開けて振り向いた真雪は念を押すように言った。「こうでもしなきゃ、ケン兄いつまでも動かないでしょ。逃げないでね。」
 「お、おまえなあ・・・・。」
 「何っ?!ヌードモデルっ?!」修平が大声を出した。
 「ばかっ!大声を出すなっ!」健太郎が慌てて修平の口を押さえた。ここは学校の食堂である。
 「春菜さんもやるねー。」
 「だよな、オトコの裸をスケッチする、なんて普通女子高生は考えないよな。」
 「とか何とか言って、実はおまえ、嬉しいんだろ?」
 「なんで俺が嬉しがらなきゃなんないんだ。恥ずかしいだけだろ。」
 「俺なら潔く脱ぐけどな。」
 「おまえと違って、俺は恥を知ってるんだよ。」
 「俺と夏輝も行って、見てていいか?」
 「来るな。」
 「おもしろそうじゃん。」
 「絶対来るな。」


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