合コン-2
琴音だったらしい。
「やだよぉ!助けて、響くんっ!」
「琴音ぇ、ルールはルールでしょお?」
「いいじゃん、明くん、イケメンだしい?」
女の子たちが琴音をせっつく。
「琴音、行けよ」
「響くんまで〜!」
琴音がまた耳に唇を寄せる。
「後でいっぱいそれ以上のこと、してね」
「そのつもりだけど?」
「やったあ!」
「何ヒソヒソ言ってんだよお?」
「秘密〜!」
琴音は明のもとにかけよると、明の首に腕を回す。
「琴音ちゃん、かわいい」
「ん、ぁ」
明の唇が琴音の唇に触れる。
「んぅっ」
ふたりは唇を離さない。
琴音が薄く口を開けると、明が舌をねじ込んでいく。
「や、明くんっ」
そう言いながら琴音も明のし舌に舌を絡める。
ふたりの舌が絡み合う音が響く。
「琴音、ノリノリだし」
「明くん、キス上手そうだもんねぇ」
女の子たちが楽しそうに話す。
「明、俺達も楽しませろよ」
「あ、あぁ、わかってるよ、慎也」
「あんっ」
明が名残惜しそうに唇を離す。
「こんなにかわいい女の子たちがいるんだぜ?ほっといたらもったいないだろ?」