その溜め息が聴きたくて-1
君の、その溜め息・・・
もっと聴きたくて、僕は君の首筋に唇を這わせた。
溜め息と同時に漏れる声に硬くなりながら、君の顔を両手で挟み、首筋への愛撫を続ける。
啄むように肩に下りていきながら、時折、肩から首筋を逆に、肌に触れるか触れないかの感覚で、君の味を楽しみながら舐め上げる。
また漏れる溜め息と、小さな声。
君は秘かに体を揺らしながら、僕の愛撫に酔っていく。
僕の手が君の豊かな乳房を優しく包み込むと、君の体がビクンと反応した。
君は後ろに体を反らせ、僕が君に触れやすいように態勢を変える。
その唇から漏れる溜め息を聴いていたい反面、それを自分だけのものにしていたくて、僕はその唇を奪った。
合わさった唇の間から君のくぐもった声が耳に届き、少し離れると僕の唇を舐めてくる君。
その動きはとても淫らで、僕はたまらなくなり、君を引き寄せると強く抱き締めた。