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嫁のメシがマズイ!
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嫁のメシがマズイ!-1

嫁のメシがマズイ!


て話をダチと集まったときに言ったら、

えー、なにそれ、ありえなーい

て言われた。

そうだろ?そうだろ?


で、メニューの話したら、

えー、なにそれ、ありえなーい

て言われた。


なんだってぇ!?て思ったね。



俺の嫁ってば超料理下手!
てゆか献立?それ絶対考えてねぇし。

缶詰めとかさ『おかず』として『開けたら終わり』てのを活用しまくりなわけ。
そんな、わやわやなもんばっか食ってたら俺のアゴどーにかなっちまうぜ。
もっと歯ごたえあるやつ食いてーんだよな。

だから、『缶詰めっつっても高級じゃん』とか『そんなん食べれていいなぁ』とか、そんなんどーでもいいわけ。
たださ、毎食続けられてみろよ?

高級感なんて3日で無くなるっつの。


俺は魚が食べたいんだ!

て叫んだら、『そう言ってみれば?』だってさ。
簡単そうに言ってくれるぜ。

俺の嫁はにこにこ笑顔だから何でも言うこと聞いてくれるかと思いきや、そのにこにこ笑顔で何でも押し通す強者だ。

きっと聞き流されるにちがいない。


そうだ!
夕飯のとき『まずい』て言ってみればいいんだ!

そしたら『じゃあ、何がいいの?』とかなるし!
ぜってぇ、なるし!


最初からそうしたらいいじゃない

てダチに言われたけど気にしねぇ。



まーぐろ! まーぐろ!

たまには刺身食わせろー!!








あぁ、予想はしていたけどやっぱり同じ『ごはん』。
目の前にはかわゆい嫁。
くそぅ、可愛い!可愛い!

でも言ってやるんだからな!



「どぉ?美味しい?」


『おいしくない!』





「うなぁーん!」






「そっか!美味しいんだ!たくさん食べてねー」


にこにこと俺を撫でる嫁。


だから飽きたんだって…もう…



ああ…

ま、いいか


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