美弥子のエッチな日常-1
「恵子ー、恵子ちゃーん、起きなさーい」
桜井恵子の母、美弥子が階下から呼びかけても、毎晩夜更かししている恵子は中々目を覚まさなかった。これはいつものこと。
「もう!毎日毎日!」
痺れを切らした美弥子は、ドンドンと階段を駆け上がって娘の部屋に入り、布団の上から恵子を揺さぶった。
「恵子ちゃん、起きなさい!」
「う〜ん、もう少し…」
「ダメダメ、会社に遅れるわよ」
美弥子はいつものように恵子の布団を引っ張り上げた。
「ううぅ、イジワル…」
恵子はむっくりと身を起こし、「うーーーーん」と伸びをした。
母親によく似た整った顔立ち、パジャマ替わりのTシャツ姿には乳首がポッチリと映り、母譲りの見事なプロポーションが伺える。
下半身は下着以外は身につけておらず、すらりとした足が惜しげも無くさらされていた。
「なんて格好で寝てるの?お父さんがビックリするからそのまま降りちゃだめよ」
恵子は母の言葉を聞き流し、大きく欠伸をしてから寝ぼけ眼で枕元の時計を見た。
「うわっ!もうこんな時間!なんでもっと早く起こしてくれないのよ!」
一瞬で目の覚めた恵子は、ベッドの横に脱いでいたパジャマの上着を羽織り、ズボンをはいて慌てて部屋を飛び出した。
「はあぁ、ホントに懲りないんだから」
美弥子は乱れたままの娘のベッドを見ながらため息をついた。
「大学の頃は早起きだったのに、どうしたのかしらね〜」
ついつい愚痴をこぼしたが、その原因が自分に有る事など、この時の美弥子は知る由も無かった。
渋い表情を浮かべながら階下に降りる美弥子だったが、引っ込み思案の恵子が、最近明るくなった事を思うと、表情は自然と緩んできた。
ダイニングで夫と楽しそうに喋りながら、トーストを頬張る恵子を見ている内に、いつしか笑顔になる美弥子だった。昨日も近所の奥さんに『最近、恵子ちゃん明るくなったわね』と言われたばかりなので尚更だ。
(彼氏でもできたのかしらね)
美弥子は前途が明るく成りそうな予感がして、なにやら楽しくなってきた。
バタバタと修羅場の様な朝の時間が過ぎ、夫の忠(タダシ)と、恵子を送りだした美弥子はようやく一息がつけた。
「ふぅ…」
それでも専業主婦の美弥子は、休むことなく午前中一杯は家事をこなし、昼からの2,3時間をのんびり過ごすのが日課だ。
その自分の時間をテレビを見たり、本を読んだりして過ごすが、美弥子にはそれ以外にほぼ毎日欠かさずにしていることがある。
美弥子は恵子と同じく小さい頃から聡明な子供だった。しかし恵子とは違って好奇心が人一倍強く、生理が始まる頃には性に対して興味を持ち始め、人に教えられる前から自然と自慰行為を覚えた。勉強の後の自慰行為は美弥子の思春期には欠かすことのできない日課だった。
美弥子の初体験は高校2年生の時で、その相手は同級生だった。幸運なことにその相手とは性格もセックスの相性も良く、大学を卒業して恵子ができたのを機に結婚をした。それが夫の忠だ。今でも仲の良い夫婦として近所でも評判だ。
しかし幾ら忠とのセックスの相性が良くても、経年とともに自ずと回数が減る。40代半ばの熟れた女体を満足させるには、小さい頃から慣れ親しんだ毎日の自慰行為は欠かせなかった。
女性紙の卑猥な記事を読んだり、忠とのセックスを録画したビデオで、自分の淫らな行為を客観的に見ては興奮し、自慰行為に耽った。
同様に全裸になって自分の姿を鏡に映しながらする自慰行為も好きだった。普段人目に触れない女性器。それがパックリと開き、中の具がさらけ出されるのを見る卑猥さは、勃起した忠のモノを見るのと同じくらいに興奮した。
(はぁはぁ、エッチなこと大好き)
美弥子はあられのない姿で自分のワレメを色んな角度で鏡に映し、クチュクチュと弄りながら、女同士のセックスも時折は想像した。
(はぁはぁはぁ、オチンチンもいいけど、一度くらいは同性も体験してみたい。はぁはぁ)
色んなモノを性的興奮に用いる美弥子の最近のお気に入りは、官能小説サイトを見ながらの自慰行為だ。自分と同じ主婦の淫らな内容を特に好んだ。レイプやSMを題材にしたものには抵抗が有ったが、レズモノはもちろんのこと、近親相姦は背徳感が意外と興奮を引き出すことを最近知った。
とにかく痛いことや恐いこと以外の淫らな内容は、美弥子にとってはすべて許容の範囲内で、自分に置き換えて妄想しては、性的興奮を呼び起こした。
時折家事をしながら妄想に耽ることもよくある。そんな日は、午後まで待たずに家事を中断して濡れた女陰に手を伸ばすことにしている。
「ああん、エッチな困った身体ね〜」
好色な表情を浮かべて、ワレメの中に指を食い込ませた。案の定その中身は愛液でビチョビチョに濡れていた。
「はあん…」