王様の命令は絶対です-4
「あぁ…… 夏樹姉ちゃんの胸…… すごい柔らかいよ…………」
隆の甘えた声にいっそう愛しさが込み上げる私。
こんなにも間近で隆を感じたのは何年ぶりの事だろう。
すっかり忘れかけていた幼き日の恋心が、火照る身体に蘇らされる。
「…………じ、時間 ……過ぎちゃったね?」
「えっ?そうなんだ!? ご、ゴメン気づかなかったよ…………」
そう言って隆は慌てて右手の動きを止めるも、
私はそっとそこに手を当てては
「い、いいのよ? 最後まで…… その…… もっと気持ち良くなって欲しいから……」
なんて自分でも思いも寄らぬ言葉を発したかと思うと、
気がつけば私は慣れない手つきで隆のそれを優しく握りしめていた。
「な、夏樹姉ちゃん!?」
ビクンと身体を跳ねさせながら、
何とも言えない表情で私を見つめる隆。
(やっ、すごいっ…… なんだかヌルヌルしてる…………)
見た目以上に太くて硬い隆のそれは、人肌をも越えるほど熱くて、
先端から溢れる微量の密が、私の細い指先へと絡みつくのがわかる。
恥ずかしさよりも沸き立つ欲望が、愛しさよりも抑えきれぬ欲求が、
必死で抑え込んでいた理性のタガを外していく。