男の手紙・その1-5
私は黙ってベッドへ戻り奥様の身体の汗をタオルで拭いていました。
「ありがとう、尾上君、私、熱くて裸になって、ごめんなさい」
「いえ、大丈夫です」
私は奥様の背中を、形の良い乳房をタオルで拭いていました。
正直に言いますと、私は心の中で葛藤をしていました。
この美しい身体を直に、この手で触り、肌にキスをしたいと思ったのです。
そのように、次第に私は男としての欲望が目覚めたのです。
こんなに美しい裸をみたことはないし、まるで夢を見ているようでした。
眼をつぶって裸で横たわる奥様の身体はきめが細かく、
まるで雪のように白く、すべすべしていました。
その肌に触れたとき、その柔肌は手に吸い付くように柔らかく感じるのです。
その奥様は、始めは本当に私にマッサージをさせたかったのでしょう。
しかし、狭い一つの部屋の中で男女がいれば何かが起こります。
それは、奥様と書生の私とは言え、同じなのです。
私の一物は固くなっていました、そして手が無意識に動いていたのです。
手で持っていたタオルは床に落ち、私の手は直に奥様の身体に触れでいました。
肩を、首をやがて乳房に・・・
(あぁ)
奥様は眼を瞑り、私の為すがままにしていました。
「指を下に、そう、もっとそこよ、あぅ・・」
悩ましい奥様の声に導かれるように私の手は奥様のクリトリスに触れていました。
「あぁ、優しく・・羽に触れるようにね、おねがい・・」
「はい」
次第に奥様の呼吸は乱れてきました、
裸体はベッドの上で、波が打つようにしなやかに揺れ動いていました。