バブルの狂宴-3
しかしだ。
時々聞こえる
「いやーん」とか、
「うっわ、見てみ!この子パイパンやぞ!」とか、
「おおおおお、拝め〜」とか、
「ワカメ酒おかわり」とか、
「うっわ、徳利入れよったで!」などの言葉が、勝負に掛ける集中力をこれでもかと掻き乱すのであった。(涙)
そんな嬌声の中、我らムッツリは耐えた。表面上は気にする素振りも見せず、健気にも勝負を続けていたのだ。
しばらくするとそれは唐突に起こった。私の頭が急に重くなったのだ。
(なんや?)と思い振り返ると、驚いたことに私の目の前にむき出しのオッパイがあったのだ。そのオッパイが私の頭をぐいぐいと押していたのである。
そのオッパイ、イヤそのオッパイの主のお姉さんは、驚く私と目が合うと、
「マージャンパイじゃなく、私のオッパイ摘まんでぇ〜」と自分で乳首を摘まみながらほざいたのである。
「やめろ、今ゲーム中や」と私は一応言った。でも目はオッパイに。
「うわ、硬〜、この兄ちゃんメチャ硬いわ〜。でもアッチはどうなんやろ?」と、言いながらオッパイは私の下半身に手を伸ばしてきたのだ。
「うわ、や、やめんかい!」
「うわ〜、硬〜、こっちもメチャ硬いやんか〜」
私も若かった。目の前にオッパイが有れば当然反応はするもんだ。もうギンギン!
さすがに恥ずかしくなったので、引きつりながら我らムッツリの方に目を向けると、そこにも驚いた光景が…。
なんとお姉さんがそれぞれ横に付き、我らムッツリの下半身を弄りだしたのだった。
こんな時ムッツリは損だ。喜びを表せることなくただただ為すがままになってしまうのである。
対面の人は特に酷かった。頭にパンティーを被らされていたのだ。(涙)
それが私でなくて良かった。頭パンティーは絶対にイヤだ!
こうなったらマージャンどころでは無い。このままオッパイを無視し続ければ、私の頭にもパンティーを被せられるかもしれない。
私はその恐怖に耐えれなくなり、泣く泣くマージャンパイを摘まむのを中断して、オッパイを摘まむことにしたのである。クリクリ!
「いや〜ん」
開き直った私が改めて宴会場を見渡すと、そこには驚くべき光景があった。
唯一40代と思わしきお姉さんが、火のついた蝋燭の前を前にしてM字開脚で座っていたのだ。なんと下着を脱いで淫靡な○○○はモロ出しである。
そしてお姉さんは気合と共に、その淫靡な穴から空気を吐き出して蝋燭を吹き消したのだ。
すっげー!
次にお姉さんは徐にタバコを咥えて火を付けた。2、3回スパスパふかした後、そのタバコを徐にM字に開く下半身にもって行き、淫靡な穴に咥えさせたのだ。
そしてタバコを抜き取るとまたしても驚くべき光景が…
下半身の縦になっている妖しい唇から、ぷかぷかと煙を吐き出しているではないか!
すっげー!エロいというよりグロい!そのバカバカしい光景には、性に対する密やかな嗜みが微塵もなかったのである。
お姉さんの横にいたオッサンはそのタバコを貰い、旨そうにふかしだしたのである。バカであるバカ。
その向こうでは、パイパンのお姉さんを後ろから抱えあげて(所謂子供におしっこをさすポーズ)
「御開帳、御開帳」とほざいてるオッサンも居る。こいつもバカ。
あっちには全裸になってお姉さんのパンツを履いてるバカも居る。
さらには、お姉さんの股ぐらにお酒をためてワカメ酒を飲むオッサンも居る。もう大バカ!
本番行為は無かったけど、まさしく酒池肉林とはこのことであった。
気がつけば、M字開脚してるお姉さんの○○○にゴルフボールを転がして当てる「ホールインワンゲーム」に私も参加していたのだった。
誰が一番ホールに近かったかの勝敗は、ボールが○○○に当った瞬間のお姉さんの「あんっ!」という声の大小で決まるのであった。
私の番が来た。
私のボールのは真っ直ぐに進み、お姉さんの判定の声はひと際大きく
「あああんっ!」と聞こえた。
なさけない…。私もバカの仲間入り♪
やがて宴会も終わり、バブル紳士たちは温泉街の淫靡なところへと改めて繰り出すのであった。
おしまい。
どうでもいい話でした♪