これ水着!? 着るだけでも超恥ずいねん-5
イッて終了でないのが撮影のお仕事。
タオルにくるまったなつ子は、オールヌードでのポージングを軽く撮らねばならない。
岩場から砂の上に移動して、寝転がったり立ち上がったりポーズをとるなつ子に郁子が耳打ちをする。
「あの子ら、お行儀よく見学してる」
さっきの三人組がちょっと離れた場所にしゃがんで、ずっと撮影を見ていたようだ。
「見てたん? さっきから? ずっと? ウチのこと?」
「最初からずーーーっと。あのあたりじゃ、モロ見えってわけじゃないだろうけどね」
弓子がニヤニヤしながら答えた。
三人組が見ていることを教えられてから、気になって撮影中も時折チラ見して様子をうかがうなつ子。
恥ずかしさを上回って、わざと三人組見せつけるようなポーズもしてみたり。
「うわあああぁぁわわわわー」
適度の距離に安心して挑発するようなポーズをとっていたなつ子だったが、突然大声をあげて波打ち際へと走っていって逃げるように海の中に。
三人組がそれぞれ自分の股間に両手を持っていき、なにやら不審な小刻みの動きを繰り返していたのだ。
同年代の男子のやっている行為が何なのか気づいて、とてつもなく恥ずかしくなってその場を逃げ出して海に飛び込んだのだった。
いきなりの叫び声と唐突な行動に驚く監督らも、状況を把握すると大笑いに。
そのまま海に入ったなつ子を追って、撮影は続けることにした。
全裸で波打ち際で戯れ、ちょっと泳いではまた戻ってくる。
ショートカットでオッパイとお尻が目立つ、無毛の中性的人魚が飛沫を浴びて輝く。
さっきまでの砂浜での粒汗がしたたるセッションに比べて、涼しげな表情を見せるなつ子。
「ちょっと冷えたかな?」
一瞬しゃがんで腰を海面に沈めたなつ子が、なにか思いついたように立ち上がって撮影隊の方の駆け戻ってくる。
「あ、あの、ト、トイレって、あっちまで行かなあかんかな?」
誰でも経験したことあるだろうが、海でオシッコしたくなったら、何気ない顔してそのまましてしまうことはよくあること。
「大? 小?」
いぶかしげに郁子が尋ねる。
小ならわからないようにしちゃえばいいのに、ともとれる反応だった。
「小やぁ」
なつ子が答えるやいなや、監督はカメラを担いでそのまま海に入って波が膝くらいの場所に位置取り、みんなに指示を出す。
「よぉし、そっち斜め後ろから、こっちからレフ板あてて」
親方のカメラがなつ子の斜め後ろに、対象は監督の後ろに、坊主と弓子がレフ板を持って波を蹴散らして走る。
「じゃぁ、もうちょい海寄りに、監督のカメラ向いて、しゃがんで、出るときは合図して」
そうなつ子に指示を出した郁子は、一眼カメラを手に監督の横にスタンバイした。
「やっぱ…ここですんの? かな?」
オシッコしたくなったなつ子が、海の中でしちゃおうとした瞬間にふと思いついた放尿シーン。
その撮影の可否をはかるまでもなく、あっという間にセッティングされてしまった。
しゃがんではみたものの、イザとなると緊張してなかなか出ない。
傾きかけた太陽はなつ子の前屈みに姿勢に影を落とすが、レフ板で反射された光がなつ子の身体と無毛の割れ目を明るく照らす。
放尿してるとこを他人に見せるなんて超恥ずかしいことは初めてなうえ、それを写真とビデオで撮られてしまうなんて。
「オシッコするところを見て欲しい」
さんざ恥ずかしい撮影をしてきたが、自分からそう仕向けて実際にやる寸前の状態は、興奮のピークを越えていた。
「うっ」
なつ子が監督を見て手をバタバタさせたその直後、割れ目から一滴の黄金水が。
ポト。
「ああっ」
ポトポト。
「あうううぅあぁ」
ポトポトポタポタポタ。
「あぁぁ」
ボタボタボタポタジャァアッァァ。
数滴ののち勢いよく弧を描いて、噴水が波の引いた砂浜に飛び散る。
水圧でスリットの肉を押し広げるかのように、妖しげなシャワーが止まらない。
温泉組全員の視線が、なつ子の割れ目から放出される聖水に注がれている。
やがて勢いを無くした噴水は、よれるようになつ子の太腿を伝わってお尻に流れて、ポタポタを余韻の滴りを残すだけとなった。
生暖かい感触を指で確認して、そのまま割れ目に添って幼い肉芽に達しようとした瞬間。
「撤収」
無情にも監督の号令がビーチに響いた。
オナニーを中断された無念と緊張からの解放で、なつ子はそのまま尻餅をついて放心状態に。
「昨日と今日で、やり過ぎだからね」
郁子がバスタオルでなつ子の身体を包みながら気遣った。