お義母さんといっしょに・・・・・・-1
ピンポ〜ン・・・・・・
「どちら様ですか?・・・あら・・・圭介さん?」
直子は、寝室を出るとリビングのインターホンのモニターを覗いた。
「お義母さんのお見舞いに来たんです。美玖に聞いて驚きましたよ」
モニター越しの男は、直子の娘の旦那で、圭介と言う27歳の男だった。
直子は、慌てて玄関に向かい圭介を招き入れた。
「あら・・・会社帰りでしたの?」
圭介は紺の背広に身を包んで、右手には買い物袋をぶら下げていた
「ええ・・・会社で美玖からメールを貰ったんです。そしたら・・・お義母さんが風邪で熱を出したと聞いたものですから、仕事が終わると飛んできました」
「もう・・・あの子ったら、圭介さんに余計な心配を掛けるから、言わないでって約束したはずなのに・・・・・・・」
「お義母さん駄目ですよ。その格好じゃ風邪ひきます。さあ・・・ベッドで休みましょう」
直子は、上下の白のパジャマ姿だった。
「大丈夫よ・・・ただの風邪ですから・・・・・・。それよりも圭介さんの方もお仕事でお疲れでしょうから、少しお休みになられたら?」
「僕の方は心配しないで下さい。ですから、さあ・・・お義母さん、ベッドに行きましょう」
圭介は直子を寝室のベッドに寝かせると、キッチンへと向かった。
このマンションには、直子以外はおらず、一人身の生活だった。
ちなみに、旦那とは10年ほど前に別れたバツイチだった。
「お義母さんお待たせしました」
しばらくすると、おかゆの鍋を手にした圭介が寝室に入ってきた。
「さあ・・・お義母さん・・・栄養たっぷりの僕の特性のおかゆが出来ましたよ」
「もう・・・圭介さんたら・・・そんな事までしなくとも良いのに・・・・・・」
「それは良いから、良いから・・・・気にしないで下さい。さあ・・・起きて下さい」
圭介は、ベッドに寝ている直子の上半身を起こした。
「どれどれ・・・熱はどうかな?」
圭介は自分のおでこを、直子のおでこに重ねた。
「ちょ・・ちょっと圭介さんたら」
直子の頬は、瞬く間に紅潮した。
50は過ぎても、女としての恥じらいを見せていた。
「まだ、少し熱があるようですね。ふふ・・・でも安心して下さい。僕の特性のおかゆを食べればすぐに元気が出ますから・・・・・」
圭介は、おかゆを手に持ち直子の前に差し出した。
その瞬間、異様な匂いが直子の鼻をついた。
「あ・・ありがとう・・・。何が入ってるか分からないけど、凄く美味しそうね」
「お義母さんの性が付くようにと、たまごに納豆・・・仕上げにニンニクを入れてみました」
「あ・・あらそうなの・・・あれ?・・・この周りに浮いている白い物は何かしら?」
「僕の特性のエキスです。お義母さんの元気な姿を想像しながら入れましたから、効果てき面ですよ」
「特性のエキスって何かしら?」
「ふふ・・・そんな不安そうな顔をしないで下さいよ。大丈夫です・・・美玖も寝る前には、美味しそうに飲んでるんですよ。だから・・・安心して食べましょう。少し熱いですから、待って下さいね・・・ふ〜・・・ふ〜・・・・・」
圭介はおかゆをスプーンに取ると、自分の息を吹きかけ冷ました。
「そんな・・・圭介さん」
明らかに、スプーンのおかゆには、圭介の唾が飛んでいた。
例え、義理の息子でも、所詮は血の繋がらない異性・・・若い男との間接的な接吻を前に、直子の胸は高鳴った。
「はい、どうぞ」
圭介は、直子の口にスプーンを運んだ。
その瞬間、直子の味覚には、とてつもない強烈な酸味が走ったが、それでも圭介の気持ちを考えると表情を隠した。
さらに後味の方は、夜の営みを思い出させていた。
「お味の方はどうですか?」
「え・・ええ・・・とても変わってる味がするけど、美味しいわ」
「なら良かった。それじゃあ・・・どんどん食べて下さいね・・・ふ〜・・・ふ〜・・・・・・」
圭介は続けざまに、スプーンのおかゆを息で冷ますと、直子の口に運んだ。
「きゃっ!・・・・・・」
直子の口にスプーンが触れると、熱さで驚きおかゆをこぼした。
「あっ・・・ごめんなさい。まだ少し熱かったみたいですね」
「別に良いのよ・・・圭介さんが悪いんじゃないから・・・・・・。私も少し熱いのが苦手な所があって・・・・・・」
「それでしたら、ちょっと待って下さい」
圭介はスプーンでおかゆをすくうと、突如何を思ったのか、それを自分の口に含んだ。
クチャ・・・クチャ・・・クチャ・・・・・・
しばらく、うがいをするように口元を動かしていた。
「ちょ・・ちょっと圭介さん!何をなさる気なの!?」
直子は拒もうとするが、目を瞑った圭介の顔が近づいてきた。
「やっ・・・駄目よ!。圭介さんには美玖が・・・あっ!?・・・・・・」
圭介は、直子と唇を重ねた。
その瞬間、圭介が噛み砕いた生温かいおかゆの感触が、直子の口いっぱいに広がった。
ん〜・・・ん〜・・・・・・
苦しさのあまり、直子は喉を鳴らしなが飲み込んでいた。
「はあ・・・はあ・・・お義母さん上手く飲み込めましたか?」
「え・・ええ・・・圭介さんのおかげで何とか・・・・・・」
「それなら良かった・・・・・・。それじゃあ残りも全部、僕にお任せ下さい」
クチャ・・・クチャ・・・・・・・
「あっ・・・圭介さん・・・・・・」