男の声を聞きながらオナる恵子-2
電話を掛ける前は、極力欲望を感じさせる素振りを出さず、普通の会話を心がけようとしていた。
しかし、男の声を聞きながら思い浮かべるのは、男の指での乳首への刺激、クリトリスを剥かれた状態での男の舌使い、男のモノが恵子の奥深くに達する満足感、そして、射精後の精子の苦味のある味が脳裏をよぎり、手は自然と股関へと伸びていった。
「くぅっ…」
下着の中に手を入れて敏感な部分を弄る内に、ついつい漏らした歓喜の吐息を、男は聞き逃さなかった。
『おやおや?悩ましい声を出したな。恵子は一体何をしてるんだ?』
前回のオフ会が決定し、それが開催されるまでの一週間の間、恵子は毎日【貴方からのメールを見ながら今オナニーしています】の内容のメールを男に送っていた。そんな恵子が電話口で何をしているかを想像するのはとても容易いことだった。
「な、なにもしてないですよ」
慌てたが時はすでに遅し。
『ちゃんと聞いてやる。そのまま続けるんだ』
前回のオフ会の時、当初自分でリードするつもりの恵子だったが、初っ端から男のペースで進み、そのまま蹂躙されつくした恵子は、男の言葉には逆らうことはできなかった。というよりも、恵子の心の奥底では、自分が何をしているのかを知って欲しくて、無意識に吐息を漏らしていた。
「ハイ…今からオナニーしますので、聞いて下さい」
恵子は目を閉じて、指先のワレメに集中していった。敏感な部分を擦る内に、はぁはぁと息遣いが荒くなってきた。
『どこを弄ってる?』
「はぁはぁ、ア、アソコです。はぁはぁ…」
『電話を切るぞ』
男は冷たい声で付き放しした。
「いや、いや、おまんこです。おまんこをクチュクチュしています…」
『やらしいヤツめ。いつもそんなことをしてるのか?』
恵子は男のその言葉を聞くと、子宮がゾクゾクしてきた。
「あぁん、そう、そうです、恥ずかしい音も聞いてください、おまんこの音です、ああん/」
恵子は自分の淫乱さをもっと男に知って欲しくなり、淫らな音を聞いてもらおうとして、手にした携帯電話をクチュクチュと弄るワレメの傍に持っていった。
足をM字に開いて携帯電話の角でクリトリスを刺激し、指は愛液溢れる穴に出し入れさせながら、ピチャピチャと愛液が飛び散るやらしい水音を男に聞かせた。
男の携帯電話には、なんとも言えない淫靡な音が響き、それを聞いた男は恵子の淫乱さにとても満足した。
男は男で恵子のことが忘れられなかった。オフ会の帰り間際に電話番号を聞かれたが、待てども待てども恵子からの電話が無かったので、男は失望していたところだったのだ。
恵子が知っている男の情報は、電話番号以外ではネットの交流の中のことだけだ。独身というのは何かの書き込みで知っていたが、それ以上のことは知らなかった。
実際の男の人物像を記すと、普段からモテるタイプで、女性から言い寄られることも多く、特に特定の女性を作らなくても性欲の処理はできていた。
男にとっての恋愛観は、縛られることなく自由なセックスをすることであり、言い寄る女性の相手をすれば性欲処理は事足り、結婚願望などは全くなかった。
そんな男にとって、恵子からの電話が無かったことは、結構自尊心が傷つくことだった。それ故に日に日に恵子のことを思うことが多くなってきた。男にとっては珍しいことだった。
そんな時に待ちに待った電話が掛ってきたことと、さらに男の指示で恵子が淫らな状態になったことに、男は射精の時のようなゾクゾクした達成感を覚えたのだった。
恵子の指の動きは少しづつ早くなり、それにつれて絶頂へと向かっていった。
男の耳元には携帯電話を通してピチョピチョと淫靡な音が響き、少し遠くに恵子の喘ぎ声が響いた。
『あん/あん/あん/イク、イクゥ、あああああああああああ//』
携帯電話を握りしめながら絶頂を迎えて体を硬直させた恵子だったが、それで満足したのは束の間のことだった。やはり自慰行為だけでは我慢できなかったのだ。
「はぁ、はぁ…、恵子と、恵子と、また、会ってください」
『いいよ、でも会うだけでいいんだな』
「いや、いや、ああ、虐めないで」
『どうして欲しい』
『おまんこ、おまんこしてください。あなたのオチンチンが欲しいんです」
恵子は再び指を、グチョグチョに濡れたワレメにすべり込ませた。
『いいだろう第2回オフ会だ。そのかわり、会った時には色々言うことを聞いて貰うよ』
「ああ、嬉しい」
恵子は喜びながらワレメの敏感な部分を擦りあげた。
『じゃあ、用意して貰うものがある…』
男は恵子に頼みごとをした後、翌日に前回オフ会をした場所で会う約束をして電話を切った。恵子が通話の切れた携帯電話に目を移すと、恵子の愛液でビチョビチョになっていた。