チケット-10
「おい、サクラ、俺をわざわざ呼んどいて勝手に満足してんなよな」
ゴムを手際よくつけると、ユウヤはサクラのスカートをまくり上げた。
尻も、乳房と同じく真っ白だ。安産型の豊かな形をしている。
そこに手をかけると、ユウヤはごつごつした太い指を、すっと差し込んでいった。
ここからは、指が差し込まれた場所は見えない。
僕から見えるのは、サクラの尻の輪郭だけである。
いけないと思いながらも、僕はその見えない場所を見たいと思ってしまっていた。
サクラは床に伏せったまま鋭い声を上げた。
「オラ、お客様が退屈してるだろ? もっと尻あげろよ」
「ああ、もう少し、休ませてェ……」
「何のために部活で鍛えてんだよ、お前キャプテンだろうが?」
「うあっ! ああっ、あああ!」
ユウヤは容赦なかった。ユウヤの指が彼女の尻のあたりで、ゆっくり動いている。
動くたびに、サクラが呻いた。それでも、のろのろとまた僕のものを掴んできた。
僕は、既に回復している。サクラの手が震えていた。眉間に深い皺が刻まれている。
「おい、お客様にちゃんとしてやってるんだろうな?」
「あ、は、はい、してま、す」
ユウヤが、ちょうど彼女の背後に回り、彼女の尻を両手で広げていた。
そしてその間の敏感な部分に勃起をこすりつけているようだ。
「ああ、そ、それぇ……」
「なんだよ?」
「入れてェ……」
「何を、どこにだよ?」
「ああ……ユウヤ君の、おちんぽを、あたしの……おまんこに、入れて、ください」
「こうか?」
ユウヤはほんの少し、腰を動かすと、サクラがうっ、と唸った。
また、ユウヤが腰を戻す動きを見せた。サクラは、少し悲しそうな声を出した。
いよいよ、ふたりが繋がるのだ……。
もはや最愛の女の子が目の前で他人と合体する事に、疑いを差し挟む余地がない。
僕も、今やそれを期待してしまっていた。彼女はどんな顔を僕に見せてくれるのか。
サクラの顔も期待感で興奮しているように見えた。僕の顔は、全く見ていない。
手は辛うじて僕のものに触れているが、もはやそれどころではないようだ。
「あああっ! 全部、全部入れてください!」
「お前のなんか、先っぽだけでいいだろ?」
「いやあっ! 奥まで、入れて! イカせて!」
「馬鹿が、落ち着けよ。じゃあ、お客様のチンポしゃぶれたら、奥まで入れてやる」
ユウヤが言うやいなや、サクラは僕のものを飲み込んだ。
ユウヤの腰が、力強く動いた。グシャッと、水風船が弾けたような音が聞こえた。
二人が、深く繋がったのだと思った。
「ん゛も゛〜〜〜〜〜〜ッッ!!」
サクラが咥えたまま、牛のように大きく鳴いた。
僕のものを咥え頬をへこませたまま、サクラは絶頂していた。
僕はその瞬間にまた彼女の喉奥に射精してしまった。
最愛の彼女のイキ顔が眼前に晒されていた。こんなの、堪えられるはずがない。
涼し気な瞳はだらしなく寄り目になって、焦点を失っている。
それでもユウヤは突きながら、サクラの胸を揉み、乳首をつねっていた。
「おい、勝手にイッてんじゃねえぞ。俺はまだだからな」
ユウヤは悠然と大きく腰を使っていた。ビシャッ、ビシャッと叩きつける音がしている。
サクラはたまらず僕のものを吐き出し、ただひたすら動物のような声を出している。
「あっ、あっ、あ゛っ、あ゛あ゛っ! いい、いいわ、またイク! あああっ!」
「またかよ、オラ、だらしないイキ顔、お客様に見てもらえよ」
ユウヤは突き入れながら、彼女の黒髪を手綱のように掴み、顔を上げさせた。
サクラの目玉はひっくり返り、半開きの口元から精液が垂れてきている。
いつもの凛とした彼女からは想像もできないような、壮絶な表情だった。
でも、なぜだか、とても欲情してしまう。美しいとさえ思えた。
「く……おい、出すぞ」
「ああ、ユウヤ君、きてェ……あああ、いく、イクイグゥううッ!」
サクラが、僕の目の前でまた絶頂した。
歯を食いしばり、鼻からも、液体が流れてきている。体も痙攣していた。
あられもないサクラの痴態を目の当たりにして、僕も、また射精した。
ユウヤが髪を離すと、サクラは床に倒れてそのまま動かなくなった。
しばらく、3人の荒い息づかいだけの世界になった。