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Twin's Story 7 "Milk Chocolate Time"
【幼馴染 官能小説】

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浄化-8

 龍は、真雪がまだ白いショーツを穿いているのを見て、慌てて自分の膝まで降ろしていたショーツを穿き直した。そして真雪と並んで横になった。
 「これだね、火傷の跡・・・・。」真雪は龍の左の乳首のすぐそばにあった赤い小さな斑点にそっと手を触れた。「痛かったよね・・・。龍くん。」
 「大したことないよ。もう全然痛くないんだ。」
 「助けてあげられなくて、ごめんね。」龍の胸を優しく撫でながら、真雪は少し涙ぐんだ。
 「助けられたよ。僕、マユ姉に。」
 「え?」
 龍は真雪の乳房を手でそっと包み込みながら言った。「僕、マユ姉からコクられて、すっごく幸せな気分だった。」
 「ほんとに?」
 「うん。前から僕、マユ姉のことが好きだったもん。知ってるでしょ?」
 「何となくはね。」
 「だから、あんなひどいことされても、僕を好きでいてくれる人がいるんだ、って思うと、ずいぶん気が楽になった。」
 「あたしが龍くんを元気づけられたのなら、とても嬉しい。」
 「昨日ぼろぼろで帰ってきてから、本当はマユ姉に真っ先に会いたかったんだ。」
 「電話してくれたら、飛んで行ったのに。」
 「でもね、夜の間、実はマユ姉は僕のことをそれほど想ってくれてないのかも、って思い始めた。」
 「一人で思い悩んでたんだ・・・。」
 「ずっと眠れなかった・・・・。」龍は真雪の右の乳房を指の腹でそっと撫でた。
 「ごめんね、龍くん。あたし、あなたが一番不安な時に、そばにいてあげられなかったね。」
 「いいんだ。マユ姉が気にすることないよ。僕の勝手な思い込みだし。」龍は笑った。「でも、」
 「ん?」
 「ケン兄にもすごく迷惑掛けちゃってる。」
 「心配ないよ。ケン兄に任せておけばうまくいくよ。」
 「・・・・・僕、もう学校に行けないかもしれない・・・・。」龍の指が真雪の肌から離れた。
 真雪は龍の頬を伝った涙をそっと小指で拭いながら言った。「今回のことでは、ミカさんが被害届を出せば、沼口に警察の捜査が入るはず。そうなれば、あなたもあの事件について警察に事情を訊かれることになる。」
 「事情を・・・・。」
 「思い出すのはつらいでしょうけど、がんばって、ありのままを話すんだよ。」
 「・・・うん。」
 「ケン兄が言ってた。証拠はいっぱいあるし、あなたの証言や過去の被害者の証言もあるからまず間違いなく傷害罪。未成年に対する性的虐待。学校も辞めなければならなくなるはずだ、ってね。」
 龍はまた涙ぐんだ。「ありがとう、マユ姉、それにケン兄・・・。」
 「さあ、元気出そ。もうあたしがお風呂であなたの身体を浄化したから、何も気にすることないって。」真雪は笑った。「いつもの元気な龍くんでいてほしいな、あたし。そんな龍くんが好き。」真雪は龍の首に腕を回して唇を龍のそれに押し当てた。


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