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濡れた女達
【その他 官能小説】

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第1章-10

「では、これから少し突っ込んだ話をしましょう、よろしいですね」
「あぁ、はい、お願いします」

「百合子さんから、ここでの話はどのくらい聞いていますか?」
「はい、男の人のお相手をするとかで、でも具体的には聞いていません、でも・・」
「はい、でも・・とは?」
「相手の男性の方の気に入れば、10数万円とか・・」
「ははは、そこまで百合子さんが言いましたか」
「はい」

「貴女はとてもお綺麗だ、お客様がつけば、もっとそれ以上かも・・」
「ほ、本当ですか?」


「ええ、では本題に入りましょう、ここのお客様は一見のお客様はお断りしています、
殆どの方は会社の社長さんや、医者、又は秘密ですが議員の方など様々です、
ですから、ここの仕事の内容や貴女のことを知られることはありません」

「それを聞いて安心しました」
「ええ、そういう方々の要望にお応えするかたちで、女性を派遣するのです」
「はい、それでどんなお仕事でしょう?」

美紗子はさっきからそれを知りたかった。
もう心の中ではおよそ決めていたのである。

(ここで働いてお金が欲しい、たとえその内容が、どうであれ・・)


「貴女はヘルスとか出張サービスとか聞いたことありますか?」
「何となく聞いたことはありますが、良く分かりません」

「それは女性を男性が指定した場所、例えばホテルや、そのお客様の家などですが、
そこで男性にサービスをするのです、それと近いと考えて構いません」

「はぁ・・」
「男性はこちらで契約している方だけなので、安心で、心配はありません、
そして、男性の要望に対応して頂くのですが・・」

「はい」

「始めから女性にセックスの要望をする人はあまりいませんが、
もし女性が了解した場合
お相手をして頂いても結構です、その場合には規定料金以外になります。
その場合には、女性の報酬はそれなりに加算されますよ」

「はい・・」

美紗子は唾を飲み込んでいた、額にも汗が滲む。





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