閉店間際-6
「ふっ…んん…っ!」
苦しそうに眉根を寄せる彼女を薄目で見た。
一度唇が重なると、彼女はさっきまでのためらいもなく積極的に舌を絡めてくる。
…いつも目が合う度、その射抜くような鋭い視線に身も心も震わせた。
毎夜、彼の指を、目線を想像して恥ずかしいところをいじくり回した。
…やっと、彼と……
キスをしたまま、彼女のコートを脱がせた。
彼女の手が達彦の陰部に伸びると、達彦は強くその手を掴んだ。
「勝手に触るんじゃねぇよ。」
「あっ…ごめんなさ…」
言い終わる前に棚の裏の物入れからビニールひもを取り出し、彼女の手首を後ろ手に縛った。
「こうされんの、好きなんだろ」
軽蔑したような視線が、彼女を更に興奮させることも分かっていた。
胸を突き出すような体制になり、達彦は舐め回すような視線を送る。
「はぁ…っ、んっ…」
「乳首勃起してきてんじゃん、どーすんの?」
彼女が物欲しげな顔で見つめても、達彦は表情も変えずにただ見ている。
「さ、触って…っ…」
「触って下さい、だろ。」
起ち上がったそれをぎゅっとつまむと、「ぁんっ」と高い声を上げる。
「そんなにしたいんなら、自分でして見せろよ」
「えっ…」
「ド淫乱なら、手使わなくたってイけんじゃねぇの」
困惑しつつ、彼女は何とか快楽を得ようと陰部を擦り合わせた。
「ぁ…ぁあっ…ん…っ」
「すぐ濡れんだな。」
達彦が蔑むように見るたび、潤んだ粘膜がいやらしい音を立てる。
「ん、んんっ…あっ!」
もどかしい刺激にもぞもぞと動いてバランスを崩し、その場に座り込んでしまった。
M字開脚の状態になり、達彦はポケットに両手を入れたまま、上からその様子をじろじろと観察した。
「おーおーいい眺め。汚ねぇマンコが全部見える。」
「あ、いやっ…!」
言葉で否定しながらも、彼女の陰部から愛液がとぷりと溢れた。