青空教室-2
「あぁ?」
「うん大丈夫ありがと」
僕は悲しくなった。なんで僕達はこんなに差別されなくちゃいけないのか、同じ人間なのに…その日、僕は千絵を家まで送り自分の家へ帰った。
「何かあったの?」
次の日、学校に行ったらひろちゃんにそう言われた。千絵はまだ来ていない、僕は昨日の事を紙に書いた。ひろちゃんは怒ったような表情をして教室を出ていった。
千絵はまだ学校に来ない今日は休みなのかな?そう思っていたら、ひろちゃんが教室に帰ってきた。
「あのね千絵ちゃんは今日、休みだってあと昨日の二人はいま私が叱っといたからね。ゆるしてあげて」
「あぁー」
僕は頷いた。千絵は昨日の事がすごくショックだったんだろう。今日千絵の家へいってなぐさめてあげよう。
僕は昨日から気になっていたことを紙に書き、ひろちゃんに見せた。僕は『青空教室の人達も皆と同じ人間ですか?』と書いた。
「貴方達も同じ人間よ」
その答えを聞いて少し嬉しくなった。最後に、この言葉を書いて意味を聞いてみた。
『えーぶいじょゆうってなんですか?』
ひろちゃんは曖昧な笑顔しか返してくれなかった。
FIN