第4章-9
私は前にメールの添付写真で有希子を知っていたが、
直接逢うと印象が違う。
写真よりもリアルな有希子が私は良いと思った。
写真だと、少し不安げであり、
見知らぬ人に恥ずかしい姿を見せることに抵抗があるのだろう。
あの写真では股を広げ、局所を開いた画像を送らせたし、
オナニーで逝く顔も送らせた。
そんな写真を見られて興奮しているその時の顔とは違っていた。
その場所が公共の場所であり、当然だが裸ではない。
人が見れば、落ち着いた年相応のカップルに見えるだろう。
しかし、
私は美しく上品な佇まいのこの女の淫らな姿を知っており、
これからここを出ると、
直ぐにでも裸にして剥き出すことが出来る、
そう思うだけで久し振りに股間の物が熱くなってくるのだ。
「よく逢う決心をしてくれたね」
「はい、私も楽しみにしておりました」
「写真は見たよ」
私はテーブルの上のアイスコーヒーを飲みながら、有希子を見た。
「あぁ、恥ずかしいです、ご主人様・・」
有希子は消え入りそうな顔をする。
美しい顔に、恥じらいの表情を重ねた。
今にも消え入りそうな有希子なのである。
私はその顔を見ながら、加虐の喜びを感じ始めていた。
もう、この段階で調教は始まっているのだ。
しかし、私はあくまでも態度と表情は紳士的に振る舞っていた。
「これから、後でホテルへ行ってからは、それよりも凄いことをするからね」
私はニヤリとしながら、有希子を見つめた。
「あぁ、ご主人様・・・これ以上の凄いことですか・・」
「そうだよ、嬉しいかな、有希子」
「あぁ・・は、はい・・」