投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

Twin's Story 5 "Liquor Chocolate Time"
【兄妹相姦 官能小説】

Twin's Story 5 Twin's Story 5 Twin's Story 5 Twin's Story 5

最後の夜-4

 季節が代わり、街の木々がその葉を落とし始めた。
 「どないしたんマーユ。」ケネスが生クリームのボールを持ったまま訊ねた。「元気ないな。」
 「寂しいんだ、あたし。」
 「ケンジに会えへんからか?」
 「うん。それもある。」
 「それも、って、他に何かあるん?」
 その質問に答えることなくマユミは言った。「でも、あたし、ケニーがそばにいてくれてすっごく助かってる。精神的に。」
 「わいが?」
 「そう。あなたとケン兄が親友で、ほんとに良かった。ケニーは今のあたしの心の支えなんだ。」
 「心の支え・・・、光栄やな。」ケネスは生クリームをかき回し始めた。「マーユ、あんさんこの先どないするん?」
 「この先って?」
 「短大出てからの話や。」
 「まだ、はっきりとは・・・・。」
 「経営やらマーケティングやらの勉強しとんのやろ?」
 「うん。」
 「自分に合ってると思てる?」
 「うん。勉強は楽しい。」
 「ほたら、」ケネスはクリームのできあがったボールを氷水に浸して、手をタオルで拭きながらマユミに向き直った。「この店に就職せえへんか?」
 「えっ?!」
 「わい、ここの跡継ぎになんのやけど、親父もおかんも経営に関してはちょっと弱くてな。マーユが力を貸してくれると助かるんやけど。」
 「そ、そんないきなりそんなこと言われても・・・。」
 「わかっとる。わいもまだ修行中やし、すぐにっちゅうわけやあれへん。けど、もし、マーユが短大卒業する時、その気になってたら、ここに来てくれへんか。」
 「あ、あたし・・・・。」マユミはうつむいた。
 「ごめん、マーユ。かえって元気なくさせてしもたな。」ケネスはマユミの手をとった。「ケンジとも相談し。」


Twin's Story 5 Twin's Story 5 Twin's Story 5 Twin's Story 5

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前