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Twin's Story 外伝 "Hot Chocolate Time"〜廃墟タイム
【兄妹相姦 官能小説】

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廃墟タイム-7

 二階に上がった二人はそれぞれの部屋の外のベランダに出て、自分の洗い上がった洗濯物を干し始めた。
「なあ、マユ」
「なあに?」マユミは前に小さなリボンのついた白いショーツを手に持ったままケンジに目を向けた。
「母さん、疑ってるんじゃないかな」
「あたしたちの秘密の関係?」
「うん」
「大丈夫だよ」マユミは鼻歌を歌いながら作業を続けた。
「そうかなあ……」ケンジは不安そうに呟いて籠からタオルを取り出し、ばたばたとはたいて物干し竿に掛けた。

「あ!」
 マユミが小さく叫んだので、ケンジは思わず振り向いた。「どうしたんだ?」
「バンダナ……」
「バンダナ? バンダナって、おまえの弁当の包み?」ケンジはマユミに身体を向けた。
「うん。あの空き家に置いたままかも」
「俺を目隠ししたやつだろ?」
「うん。ほどいた後、そのまま倒れてたテーブルの脚に掛けたまま忘れちゃったみたい」
 マユミは残念そうな顔をしてケンジに目を向けた。
「そうか……」
「あたしのお気に入りだったのにな」
 洗濯物を丁度干し終わったケンジはベランダを歩き、マユミに近づいた。そして彼女の目の前までやってくると、にっこりと笑った。「俺が買ってやるよ」
「ほんとに?」
「ああ、半分俺のせいなんだし」
「やった! じゃあ一緒に買いに行こ。今度の日曜日」
「そうだな」
「やったやった! ケン兄とまたデートだ」
「でも、」ケンジはマユミの肩に乗せていた手を離した。「また一緒に出かけたりしたら、ますます母さんを不審がらせないかな」
「平気だよ。もう半分諦めてるんじゃない?」
「あんまり母さんを刺激するようなこと言うなよ、マユ」
「ケン兄、心配しすぎ」
 マユミはケンジの首に腕を回し、唇を求めた。ケンジも目を閉じてその柔らかな感触を味わった。


2012,8,17初稿発表 2016,3,17改訂

※本作品の著作権はS.Simpsonにあります。無断での転載、転用、複製を固く禁止します。
※Copyright © Secret Simpson 2012-2016 all rights reserved


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