Re:〜後編〜-24
「知ってる。だからやってんだよ」
嫌がるキャラも、その後恥ずかしがるキャラも可愛らしい、とアースは嬉しそうに言う。
「意地悪」
「それも知ってる」
喉で笑いながら液体を舐めとったアースは、顔を覆ったままのキャラの手を引き剥がした。
そのまま両手をベットに押し付けて硬くなった肉棒を擦り付ける。
「あぁ……」
イッたばかりだと言うのに躰は更なる快感を求めて疼く。
アースは位置を調整してゆっくりと焦らすように挿れていった。
「んうっ……は……あ……入ってる……」
「はっ……ぅ……すっげぇ……」
挿れているだけなのにキャラの胎内は勝手に蠢いてアースに刺激を与える。
「ぁう……だめだ……動くぞっ」
アースは堪えきれずに腰を引いて強く打ち付けた。
「ああんっ!アースっ」
「ぁっキャラ……キアルリア……」
何度も抉るように肉棒が出入りする……愛液と潮が混ざり合ってぐちゅぐちゅと卑猥な音をたて、躰のぶつかる音が部屋中に響いていく。
「あっあっまたぁ」
「ふっくぅ俺もっ」
「ああっイくっ……ああぁぁアアーーーッ!!」
「あぐぅっうっ」
ほぼ同時に絶頂を迎えた2人は躰を重ねてぐったりとベットに沈んだ。
「はっ……はっ……はっ……最っ高……」
アースはキャラの手に指を絡ませて、彼女の眉間に優しくキスを落とす。
「ぅんっ……抜いてよ」
いつまで入っているんだ、とキャラは文句を言った。
「もうちょい……このまま……」
アースはキャラをきゅうっと抱いてお願いする。
自分はキャラを抱いているのに、一番大事な所はキャラに抱かれている……この感覚が好きなのだ。
「甘えん坊」
「だから知ってるって」
アースはわざとらしくキャラにぐりぐりと甘えて、キャラはクスクス笑う。
「なぁ……ハッピーエンドって事はこれで終わりなのか?」
「え?」
アースの問いかけにキャラは一瞬戸惑った。
終わりではないとは思うが何と答えていいか分からない。
「ハッピーエンドの……その先を見てみたいと思わないか?」
アースの言葉にキャラは艶やかに微笑んだ。
「2人で……ね?」
「ああ……勿論だ……まぁ、もう少し増えてもいいがな」
それは家族を増やそうという意味。
キャラはキスでそれに答えて幸せそうに笑う。
「終わりなんかない……続いていくんだ」
例え、自分達が死んでも世界は巡り巡る……終わりのない物語なのだ。
ーRe:〜後編〜 完ー