夏休みのヒトコマ-1
今年の始め、大学の友人から一つの袋を渡された。話を聞くに、バイト先の売れ残った福袋らしい。
「お前なら絶対に楽しめるから」と言われた袋の中身を確認して、込み上げる下卑た笑いを堪える事が出来なかった。
あれから数ヶ月後の夏休み。
バイトを口実に両親の帰省には付き合わず、今年受験を控えた妹の優と二人きりの我が家で、それは大いに活躍している。
バイトを終えて帰宅し、真っすぐに妹の部屋に向かう。ドア越しに聞こえる音に満足しながら部屋に入ると、まずは直ぐにベッドへと視線を向ける。
視線の先には優。頭が良く、物静かなお嬢さんとして近所では評判の優が、今はあられもない下着姿でベッドに転がっている。
しかし、それが本人の意思でない事は、拘束された手足を見れば一目瞭然だった。
膝を折り曲げて荷造り用のロープで縛られ、更に手首を縛るロープはベッドの脚に。M字に開脚したまま身動き出来ない格好で、薄いピンクの下着越しにも分かる無機質な塊。
ブラジャーの左右に小さいのが一つずつ、ショーツの下には小さいのと大きなのが一つづつ。
「お兄、ちゃん…っ…もう…」
蚊の鳴くような声で優は呟いたが、聞こえない振りをして優に近付いた。
そこで、下着の下から伸びるコードに繋がったダイヤルの付いたスイッチをOFFからONの方向に目一杯回す。
小さな羽音のような音が響くのと同時に、優が嬌声を上げた。
「ああっ、あっ…あっ…!」
そう。友人がくれた袋の中身はいわゆるアダルトグッズ。ローターやらバイブやら、年末の在庫処分品ではあるが、確かに友人の言葉通り、こうして楽しんでいる。
まぁ流石に、妹相手にとは友人も夢にも思わないだろうが。
「優、気持ちいい?俺がバイト中、ずっと我慢してたもんな?」
優しく語りかけながら、乳首の他にクリトリスに固定してあったローターのスイッチをMAXにしてやると、優は一層悲鳴を上げた。
「ひゃぁ、ぁああんっ…あっ、あっ、や、ぁめ…っ」
「優はクリ弄られんの好きだなぁ。いい表情してる」
すかさず、机の上に置きっぱなしのデジカメのレンズを優に向けてシャッターを切る。快楽でよがる優の顔はこの上なく興奮する被写体だ。
何より、この優の姿を待っているのは自分だけではない。この痴態がネット上に上げられるのを大勢の人間が待っている。
「あ、ぁ…ゃ…撮らな…で…っ」
「何言ってんだ。さっきより、濡らしてんじゃねーか。自分で分かってんだろ?あ?」
まだ撮影に慣れていない様子の優だが、体は正直とは良く言ったもので、シャッターが切られる度ショーツの染みがみるみる広がり、今やまるでお漏らしでもしたかのような惨状だ。
「物分かりの悪い子にはお仕置きだって、何時も言ってんだろ?」
机のペン立てから鋏を取った姿を視線の端に留めた優は、怯えた表情を見せたが、その中に一瞬ではあるが期待に満ちた目をしたのは見逃してはいない。
自分がこれから何をされるのか、それがどれ程に気持ち良いのかを優は知っているのだ。
「さー、濡れた服は脱がないと」
しゃき、とブラジャーの真ん中に鋏を入れる。締め付ける物から解放された大きめの乳房はたゆんと揺れ、ローターで刺激されている硬く尖った乳首も存在を主張している。
続いて、ショーツにも鋏を。てらてらと濡れたローターとバイブが顕わになり、部屋中が雌の匂いに包まれた。
「さー…優、本番だ」
デジカメで何枚か写真に収めた後、デジカメを動画撮影モードに切り替えて三脚で固定する。ちょうど、優の全身が映る位置と角度。自分は優の足元へと移動し、カメラには写らない。
その位置で、優の蜜壷にずっぽりと埋まるバイブを掴み、ゆっくりと前後に動かす。電動もあるのだが、どうも優の体はこちらの方が好みらしい。
「ひ、ぁあっ、あっあっ…!!や、らめ…ッ…あぁん、あっ…!」
バイブがじゅぷじゅぷと卑猥な音を立てながら前後するのに合わせ、優も可愛らしい声で鳴く。
「ぁあ、ぁあっ、ぃ゙…やだぁ…っ」
「優、違う。教えた通りにやれよ」
まだ残る恥じらいを消してやるため、バイブで更に激しく奥を突いてやる。強弱や緩急をつけ、時折ローターをクリに押し付けるのも忘れず。
「ぁああ゙ーッ…あっ、はぁっ…はぁっ…クリもおまんこも、気持ちいぃれす…っ」
陳腐な台詞ではあるが、需要があるのだから仕方ない。何より、それを言う度に優の締め付けるがきつくなるのだから、恐らく本人も興奮しているのだろう。
「ぁあっ、あんっあんっだめ、イク、イク…おまんこイクの…っイク、ぁあ、っ……!!」
休まず動かし続けていたバイブに優は耐え切れず、甲高い声で鳴いて少しビクビクと震えて達したらしい。
弛緩した顔は涙と涎と汗に塗れ、愛液を垂れ流す姿はやはり非常にそそる物で、先程からすっかり硬くなっている陰茎を取り出し、優を眺めながら扱いて精液を優にぶちまける。
「はぁっ…はぁ……優、明日もだからな」
優を拘束していたロープを外し、映像の編集のためにカメラを手に優の部屋を後にした。
部屋に残された優が、体についた精液を愛おしむように舐める姿は知らないまま。