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偶数月
【元彼 官能小説】

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・・・12月-3


「お前さ。いつ別れを言い出そうかって顔してる」

しばらく飲んだ後
苦笑いしながら達也が言い出した。

「え・・・」


「お前のことなら何でもわかる」

なんで?
何で何でもわかるなら
あたしのことをオンナとしてみてくれないの?

なんで達也が本気になるのが
あたしじゃないの?

「ごめんな」

謝らないでよ。
謝ったら、あたしが悪いことをされてたみたいじゃん。

あたしが騙されてたみたいじゃん。


「あたし、達也のこと好きだったんだよ?」

「うん。ごめん。知ってた」

知ってたって言わないで。
利用してたって言わないで。






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