・・・10月-5
「だから?マナブに関係ある?」
どう切り替えそうか迷っているとき
マナブの背後から声がした。
達也・・・
「俺たちがいまだに寝てようが
会ってようがマナブには関係ないだろ?」
さっきの明るくお酒を飲んでいた達也とは
全く別人の声だった。
「お前さ?いい加減に七海を振り回すのやめろよ」
「いつ、俺が振り回したんだよ?」
「大学のときもそうだろ?
お前が勝手に別れ話したんだろ?
喧嘩じゃない。嫌いになったわけでもない。って
周りの俺たちはどう接したらいいんだよ」
「俺たちの問題だろ?」
「七海はそれでいいのかよ?」
いきなり4つの目があたしに視線を注いだ・・・