White Chocolate TIme-8
静かな朝が訪れた。壁一面のガラス窓からの強烈な光でマユミは目覚めた。横になったままケンジと抱き合い、彼の胸に頬を寄せて眠っていた彼女は、自分の乳房に堅くて温かいものが触れているのに気づいた。
「朝のいつものケン兄・・・。どんな夢みてるのかなあ・・・。」
マユミは二人の身体に掛かっていた毛布をめくり、昨夜も幾度となく自分の中に入ってきたそれをそっと両手で包み込んだ。いつも二人で迎える朝と同じようにそれは堅く、大きく天を指していた。マユミはその温かさがとても好きだった。
ケンジはまだ寝息をたてていた。マユミが愛しそうにそのペニスをさすると、ケンジは「んん・・・」 と小さなうめき声を上げた。そして眠ったまま表情を和らげ、つぶやいた「・・・・マユ・・・。」
マユミはそっとその先端に唇をあて、ぺろりと舐めた。「ケン兄。咥えちゃうよ。」そう言って彼女はゆっくりとケンジのペニスを咥え込んだ。そして唾液をしたたらせてそれを出し入れし始めた。「ああああ・・・。」ケンジが喘ぎ始めた。「マ・・・ユ・・・・。ん・・・」ケンジは静かに目を開けた。「マユ。」
マユミは口を離して上目遣いでケンジを見た。「起きた?ケン兄。」
「な、何してるんだよ・・・。俺、わき上がってきたじゃないか・・・。」
「あたしの口に出す?それとも繋がりたい?」
「繋がりたい。」ケンジは即答してマユミの身体を抱きかかえ、キスをした。そしてゆっくりと時間をかけて、唇と舌を味わった。マユミはいつもと同じケンジのその朝の濃厚なキスも大好きだった。
「チョコレートの匂いが残ってる。」マユミが言った。
「お前の匂いも俺は大好きだぞ。」ケンジはそう言って、またいつものように舌を首筋からスタートさせて、鎖骨、乳首、腹、へそ、繁みへと移動させ、ゴールへ到達させると、柔らかくクリトリスを舌先で刺激し始めた。「あ、ああああん・・・ケン兄・・・。」マユミは夢見心地で目を閉じ、大きく息をした。
「いい匂い。マユ・・・。」ケンジは彼女の谷間を舌で押し開き、内側を舐め始めた。「んんっ!あああ・・・。」マユミの中から泉が湧き出し始めた。「ケン兄、あたし、もう・・・・。」
「入れていい?マユ。」
「あたしも繋がりたい。ケン兄、きて。」
新しい太陽の光が二人の身体に差してきた。首に掛かった二人のペンダントがきらきらと輝いた。ケンジはマユミの両脚をゆっくりと開き、ペニスを谷間に触れさせた。「お前の肌が、輝いてる。」ケンジは微笑んだ。マユミも返した。
「入るよ、マユ。」
「入れて、ケン兄。早く一つになりたい、あなたと・・・。」
ケンジは少しずつマユミの中に入っていった。彼女と繋がる瞬間をできるだけ長く楽しむために。
「ああああ・・・いい、ケン兄、気持ちいい。ずっと奥まできて。」
ケンジはマユミに入り始めてから、さらにそれを大きくしながら根本まで谷間に埋め込んだ。マユミの中は温かく、いつもと同じように満ち足りた気分でケンジはため息をついた。ケンジのペニスは極太だったが、マユミは深く埋め込まれたそれをそっと柔らかく広く包み込んでいる。ケンジがまたマユミの唇と舌を味わい始めると、ケンジのペニスの根本が強く締め付けられた。「んんっ・・・・。」彼はその時、マユミと自分が一つになって離れなくなったことを実感し、言葉では言い表せないほどの幸福感を感じるのだった。
起き抜けのマユミの愛撫によってケンジは頂上に近いところにいた。加えてマユミが締め付けたり緩めたりを繰り返すたびに、少しずつそこに登り始めていた。ケンジが口を離すと、マユミは大きく喘ぎ始めた。「ああ・・ケン兄、あたし、あたし・・・。」
「どうしたんだ?マユ。」
「イ、イきそう・・・・」
「お、俺まだ、動いてないよ。」
「いい、そ、そのままでいい。動かなくても。ああああ・・・・だめ、も、もうイっちゃう・・・。」
ケンジは再びマユミの口を自分のそれで塞ぎ、背中に腕を回して力を込めた。「んんんんんーっ!」
ケンジが再び口を離したとき、「イ、イく!イくよ!ケン兄!あたし、イくっ!」がくがくとマユミの身体が震え始めた。そして突然ケンジのペニス全体がぎゅっと締め付けられた。「ああっ!マユっ!」ケンジの腰から腹部にかけて強いしびれが走った。そして次の瞬間。「で、出る!出るっ!」びゅるるっ!「ああああああっ!」びゅるっ!びゅるるっ!「ケン兄ーっ!」びゅくっ!びゅくっ!びゅくっ!「んっ、んっ、んっ!」びゅくびゅくびゅくっ・・・びゅくっ・・・・びゅく・・・・・・びくっ・・・・・びくびく・・・・・。
「うあああああ・・・・。」ケンジのペニスはマユミに強く拘束されたままだった。そして最後の脈動までそれは続いた。
はあはあはあはあ・・・・マユミもケンジも、荒い息をなかなか収めることができないでいた。二人はいつまでも繋がったまま、まぶしい朝の光の中でじっと互いの鼓動を聞き合っていた。