・・・8月-2 こんな時間に誰よ・・・ 小さく口に出して言うけど 心の中では分かってた。 こんな時間にウチにくる人なんか 達也以外にいない。 それでもチェーンをかけたまま そっとドアを開ける ビールを飲んでいたあたしにさえ分かるぐらい お酒臭い達也は 私の顔を見て 開口1番に 「やらせてよ・・・」 と、言い放った。