囚われの母娘-8
7.
プルルルルル………!!
そんな時、白衣のポケットの中の携帯が鳴り響いた。
「もうっ、一体誰っ?! せっかくいいところなのに…!!」
真樹子はいらいらしながら志津の上から降りると、携帯を取り出してチェックした。
「は…っ! 先生!」
着信は、学園改革のスポンサーである代議士・小淵沢からのものだった。
真樹子はあわてて電話に出た。
「…もしもし? 冴木です。え? 今夜、これからいらっしゃるのですか?!」
(うむ。急な予定が入ってな、明日から海外に飛ばねばならん。戻りは2週間後だ。お前からのメールの添付画像を見たら、もう我慢できん! 今すぐ笠倉母娘をワシの物にしたいのだ! 奴隷契約書を用意しておいてくれ)
「しかし…。2人の調教はまだ完全ではありません。それでもかまいませんか…。仕方ないですね」
(それとお前の飼っている女教師。この際、あれも譲ってくれんか? 金なら余分に出そう!)
「直見ですか? 先生もお好きですねぇ…。あの女の身体はもう、私がさんざんオモチャにして遊び尽くしてしまいましたわ。後はもうぶっ壊すくらいしか楽しみはありませんよ?」
(そうだ。一度、女が完全に壊れるまで楽しんでみたいのだ!)
「わかりました。それなら直見はお譲りいたします。あの女を壊す時は私もお手伝いいたします。ええ、ええ…。それでは、お待ちしています」
真樹子が携帯の通話ボタンを切った瞬間、ガンッ! …と大きな物音がした。
そこに立っていたのは沖直見本人だった。足元には大きな旅行カバンが横倒しになっている。落した衝撃でフタが開き、中身の荷物が飛び出している。
「真樹子様…。さっき電話で言っていたこと…本当ですかっ?!」
「ええ。今、決まったわ。大事な合宿を放り出して何でここに来たかは知らないけど、まぁいい。後で説明する手間が省けたわ」
「そんなぁ…っっ!! いやああああああああああっっっ!!!」
直見は両手で耳を塞いで絶叫した。
「私の身体をこんなに改造しておいて! 身も心も真樹子様に捧げているのに! 今さら私を捨てるって言うの…っ!?」
着ていたブラウスとパンツを脱ぎ捨てて下着も放り出すと、直見はたちまち素っ裸になった。
「見てよ、この身体! もう後戻りできないの! 夫の許には帰れない! 私にはもう真樹子様しかいないのよぉっ!!」
直見は左手で自分のおっぱいを持ち上げて突き出しながら、Gカップの巨乳の先端の亀裂に埋もれた陥没乳首を見せびらかす。
そして右手でオマンコにつけられたピアスを掴んで、すっかり肥大化したで黒ずんだビラビラをいじくり回す。
すっかり湿った肉穴から、ぽたぽたっ…と淫汁が滴り落ちた。
「メス奴隷の分際で何を言うの? ブタはご主人様の命令には絶対服従でしょ? よく聞きなさい、これは命令よ!」
「真樹子様からこの計画を聞かされて…合宿中…嫌な予感がしていた…。ずっと胸騒ぎが止まらなくて、急いで戻ってきてみたら…やっぱり! お願いっ!! 私を捨てないでっ!! 何でも、何でもしますからっ!!!」
泣きながら真樹子の足にすがりついて哀願した。
直見はそのまま太ももにじっくりと舌を這わせてゆく。
ドカッ!!
しかし、直見は荒々しく蹴り飛ばされた。顔面を足蹴にされ、仰向けで転がってゆく。
「うるさいわねぇ! 今回の計画が成功すれば、お前はもう用無しなんだよっ!!」
冷たい言葉が、ぐさぐさと直見の胸に突き刺さる。
「……そんな……そんな……私……っ!!」
直見は空を見つめたまま、ぶつぶつと呟いていた。
「きいいいいいいっっっ!!!」
突然、かっと目を見開いて叫んだ。
直見は散らばったカバンの中身から1本の果物ナイフを取り出すと、両手で構える。
「真樹子様を殺して私も死ぬっ! 死んでやるっ!!」
「笑わせないでよ! あんたに本当に人が刺せるの?」
「刺せるわよ! あんたのオマンコに突き刺して殺してやるっ!!」
「…ええ? できるもんなら、やってみなさいよっ!!!」
真樹子は自信たっぷりに言い放つと、直見にどんどん近づいた。
「こ…来ないでよっ!! ほんとに刺すわよっ!!」
「だからやってみろって言ってんのよ! このメスブタッ!!!」
ぶるぶると震えている直見を、真樹子は鬼気迫る表情で睨みつけた。
その時、真樹子には絶対の自信があった。
時間をかけてたっぷりと調教し、催眠暗示、ピアシング、野外露出とあらゆる手段で屈服させ、はては自分のウンコまで食わせた奴隷女が今さら自分に逆らえるとは思っていなかったのだ。
ドスッ!
次の瞬間、真樹子の薄い胸板にナイフが突き立っていた。
「何じゃこりゃあああああああ〜〜〜〜〜っっっっ!!!!!」
地下室に絶叫が響き渡る。
直見はナイフを引き抜くと、そのまま真樹子を突き飛ばした。
真樹子はそのまま後ろにばったりと倒れた。だらしなく両脚を開き、放心状態だ。
絶対の自信を持っていた自分の調教テクニックを打ち崩されたという絶望感が真樹子の意識を覆い尽くしていた。
「そんな…バカな…っ!!」
「あんたのオマンコなんか、殺してやるううううっっっ!!!」
グサッ!!
真樹子の土手に、深々とナイフが突き立てられた。
「ぎゃあああああああああ!!!!」
再び真樹子の絶叫が響いた。
罪深いオマンコは鮮血と小便を垂れ流して泣いていた。
足元に大きな血だまりが広がってゆく…。
「女同士のメロドラマはここまでにしときましょう」
ガンッ!
いつの間にか現れた黒い影が、直見の首筋を後ろから打ち据えた。
力を失いがっくり崩れ落ちる直見を、黒い影はそのまま抱え上げていた。