妄想その3-4
「あ…い…いやぁ…」
執拗に敏感な所を攻められて、掴んだシーツを口に当て、必死に耐えている瑤子。
それでも、舌を絡められ、指先で転がされると、唇から小さな声が漏れ、小さめの乳首がツンと上を向いてしまうのであった。
乳房を揉む男の手が、瑤子の腹や腰の肌触り堪能するように、ゆっくりと下へと降りてくる。
男の手がスカートのホックに掛かり、外してしまった。
「そろそろ、奥さんの全てを見せてもらうとするかのう」
「あぁ…お願いです…せめて部屋の灯りを…」
男は容赦なく、さっきまで瑤子の身を包んでいた上品なスーツを全て剥ぎ取ってしまう。
インナーとブラジャーを捲られ、ショーツだけの無防備な格好の瑤子。羞恥にベッドの上で身悶えしていた。
「美しい…ハァハァ…とても子持ちの女とは思えん…」
男は、白くて、細くて、滑らかな瑤子の内股に手を這わせながら呟く。
「いやっ…は…はずかしいです…」
揃えた脚を閉じ、ショーツの前を隠すように両手をそこに置く瑤子。
その手には、淫靡な部屋の照明に照らされた指輪が光っていた。
「ほれ、奥さん。全てを見せなさい」
男がショーツに手を掛け、ゆっくりと下ろしていく。
いつものように日常生活が繰り広げられている外界から閉ざされたホテルの密室の中。羞恥に悶える瑤子の吐息と、興奮に荒がる男の息遣いが入り混じっていた。
ショーツが瑤子の両足から抜き取られてしまう。
閉じた白い太ももの間にはヘアーが上品に三角形に揃えられていた。
それを指で弄び、下品な薄笑いを浮かべる男。
「ほ〜ら、奥さん、足を広げて、見せるんじゃ」
自らに屈服の姿勢をとらせようとするかのような男の言葉。
「そ、そんな…はずかしい…」
言いながらも、瑤子は、観念したように、きゅっと唇を噛み締めた顔を横に向け、その部分を両手で隠しながら、ゆっくりと足を開いていった。
「ほらほら、奥さん、手がじゃまだぞ」
男の指が強引に瑤子の指と指の間に沈んでいく。
指がメスの性器特有の秘肉を捉え、さらに指先にヌメリを感じた。