・・・2月-5
「ちょっと!とにかく家まで歩いてよ!
あたし、達也のこと抱えるほど怪力じゃないんですからね!」
「あ?七海だ!あ〜・・・今日は偶数月かぁ〜・・・」
なにのん気なこと言ってんのよ!
ほら!しっかり歩きなさいっっよっっ!
「七海の家かぁ〜?付き合ってるときはいつも七海の家に泊まったよな?」
やっとのことで玄関に着いたあたしは
達也を壁に寄りかからせて
鍵を開けた。
「ほら!いいからっ!入って寝なさいよ」
「あ〜!なんか懐かしいにおいがする〜」
よたよたと靴を脱いで
よたよたとリビングに行く達也。
おいおい・・・