・・・2月-4
その夜の達也はいつもとは何か違っていた。
大阪の彼女が忘れられないのか
それとも仕事で何かあったのか・・・?
いつもは終電で帰るあたしたちだけど
その日は達也の酔いが早くて
終電前につぶれてしまった。
あたしは達也の家も何にも知らなくて・・・
呆然とした。
2ヶ月に1回会うだけ。
お互いのメアドと電話番号を知ってるだけ。
あたし、達也のこと何も知らないんだな。
って、感情にふけってる場合じゃない!
こいつをどうにかしなくては!
あたしは、仕方なく達也をあたしの家に連れて行くことにした。