ジョシコウセイ-3
そしてデートの日。麻里はヤル気満々だった。まだ肌寒いがミニのデニムに生脚全開でデートに来る。胸元も開けたシャツを着てセーターを着てきた。思惑通り隼人は麻里の事をたまらなそうな目つきで頻繁にチラチラ見ていた。
(見てる見てる…!ウフッ)
麻里は高校に入って一年間、三年の先輩と付き合っていた。クリスマス前に別れてしまったが、それなりにセックスの経験は積んだつもりだ。その経験を生かして隼人を一気におとすつもりだった。
映画を見て、あちこち店を見て歩き、食事をして楽しいデートだった。夕暮れ時になると麻里は隼人の腕に抱きつき歩いていた。さりげなく誘導し、ホテル街に迷い込んだふりをする。そわそわし始める隼人。
「変なとこきちゃったね…。」
「で、ですね…」
ガタイのいいイケメンがオドオドしている。そこに可愛さを感じてしまう麻里。
「隼人君はこういうとこ、入った事ってあるのかな?」
「な、ないっすよ…。先輩は?」
「私は何度かあるけど…。」
「そ、そうなんですか…。」
麻里が処女ではないことを知る。
「歩き疲れたし、ちょっと入ってみようか??」
「えっ!?」
「ねっ?」
「は、はい!」
ニコッと笑い隼人をリードしてラブホテルの中へと入る。
「この部屋がいいかな?キレイだし。」
「は、はい!」
麻里にお任せで部屋を決め、そして向かう。
部屋の前に着きドアを開けて中に入る。
「わぁ、これがラブホテル…」
初めて入るラブホテルに感動する。