ジョシコウセイ-2
中学時代は友美がぴったりとついていて隙が無かった隼人。麻里は同じ高校に隼人が来ると知りチャンスと見た。きっと友美は隼人の後を追いこの学校に来るだろう。その前に隼人をゲットしてしまおうと考えていたのだ。
隼人が部活に入ったその日から、帰りを一緒にした麻里。早速日曜日にデートの約束をした。
早くも女子の間で人気の隼人。周りの女子を牽制するように自慢気に話す。
「隼人君とデートの約束しちゃった〜!」
周りの女子は羨む。
「マジ〜!?麻里早いなぁ。」
「いいなぁ。」
「私も誘ってみようかな〜!」
盛り上がる。
「ダメだよ隼人君は!私は中学生の時から目をつけてたんだから。」
「麻里がふられたら私いくから!」
「ふられないわよ!もうその日のうちに食べちゃうもん。しっかり捕まえちゃうもん。」
「えっ!?初デートでエッチしちゃうの?」
「他の子に取られたくないからね!きっと隼人君はまだ童貞だから、私が女を教えてあげるの!フフッ」
「あんだけイケメンだから彼女いるんじゃないの?」
「隼人君には妹がいて、どこへ行くにも何をするにも一緒でピッタリくっついてるから他の女が付け入る隙はなかったわ?まだ誰とも付き合った事ないはずよ?」
「そうなんだ。」
「だから私が教えてあげるの。一から丁寧に…ウフッ」
興奮気味の麻理だった。