少年-5
「これは大きいから、濡らしてから入れた方がいいのかな。それとも、ローションを垂らせばいい?」
「くっ……濡らして、から……」
「じゃあこのローターで、ここにあてがってみたら、どうですか?」
「ぐぐぐっ! 強い、それ、強いわ!」
「強く当てすぎたかな。じゃあ、これぐらいで、どうですか?」
「ああっ、それ、駄目! もう……」
「もうイキそうなんですか? この大きいの挿れたいから、我慢してくださいよ」
「うう、うううっ、それは、駄目ェ……!」
「あ、そうだ、こうすれば……」
少年はおもむろに下を脱いで、自分の硬直にローションを塗りつけた。
コートは着たまま、懐に拳銃をしまっていた。
ミサキは不安そうに、首を後ろに向けて少年を見つめている。
「な、なに……何を、するつもりなの!?」
「ここ、挿れてみたいなって思って」
少年は、ミサキの肛門を指でつついた。
ミサキの尻が、ビクリと震えた。
「だ、だめよ、そこは! そんなとこ、したことない!」
「じゃあ、ここは僕が初めてなんですね。ほら、力抜いて」
「い、いや……いや、ァ!」
少年はまず手に持ったバイブを、下からミサキの中にゆっくりと挿しこんだ。
大きなバイブがズブズブとミサキの内側に飲み込まれてゆく。
ミサキは、クッ、と噛み締めた歯の奥から音を漏らした。
そしてバイブを挿入したまま、少年はミサキの尻を割り広げ、硬直を肛門に当てた。
「あ、あぐ! そ、そんな!」
「ほら、力抜かないと、痛いですよ」
「う、うう……」
ミサキは観念したのか、ほんの少し体を脱力させると、その瞬間少年は腰を力強く前進させて、硬直をミサキの尻穴に侵入させた。
「……く、これは、キツいな」
「うぐぐぐ! う、動かないでェ!」
「動かそうにもキツくて動かせませんね。じゃあ、こっちを動かしますよ」
少年は、繋がったままミサキの股間に手をまわして、バイブを前後に動かした。
ミサキが、頭を前後に振って、激烈な反応を示した。
「両方とも、ずっぷり入ってますね。これ動かすの、気持ちいいですか?」
「あああ゛っ! わからない! わからないわァ!」
「じゃあ、こっちも動きますよ」
「あっ、あっ、あ゛っ、ああ゛っ! 駄目、おかしくなる! わたし、もう!」
「僕も、こんなに締められたら、もう……」
「あああ゛っ、両方で、両方でイク…っ! ああっ、あああああっ……!」
少年は、最後に奥まで突き入れると、ミサキの直腸に思い切り放出した。
ミサキはひとしきり震えた後、顔を畳につけて突っ伏したまま動かなくなった。
その時遠くから、またパトカーのサイレンの音が近づいてきていた。