暴走-6
「ぐぐぐっ!」
「ああ……ミサキさんの中、すごくヌルヌルしてて熱いですね……脅されてしてるとは思えないですよ」
「うううっ、違う、違うわ。君が、銃で、脅すから……」
「いいから、腰、動かしてくださいよ。ミサキさんも、その方がいいんでしょう?」
「うう……いやぁ……」
ミサキが少し動こうとすると、後ろから少年が両ももを抱えた。
ベンチに足をのせて、M字開脚のような形のまま、少年とミサキが深々と繋がっている。
スカートもまくれて、正面から見れば結合部が丸見えだが、幸いにも人はいなかった。
「これで、動けるでしょう?」
「ああ、あああ、あっ、あっ、あっ!」
少年の硬直の上で、ミサキの尻が上下に動いている。
最初はぎこちなく、徐々にリズミカルになっていった。
嫌々動いていたミサキの様子が、少しずつ変化している。
どうしても漏れる声の響きに、快感の色が見えていた。
「そういえば、一年ぶりのセックスですね。そんなに動いて、気持ちいいですか?」
「あっ、あっ、あっ、ああ! そんなこと……」
「もう声も出ちゃってますし。すごい締まってきますよ」
「ああ、イヤっ! でも……」
「でも?」
「いい……! 気持ち、いいわ! もう、わたし……」
「うっ……僕も、もう……」
「ああ、イク! イクわ! ああっ、ああああっ!」
ミサキが少年の上で体を仰け反らせて、震えはじめた。
それと同時に、少年はミサキのふくよかな体を抱きしめながら、中に放出する。
荒い息だけ、聞こえていた。
それ以外にミサキは、何の反応もしない。気を失っているのだろうか。
その時、人の足音が聞こえた。
小さな子供が、公園の入口に立っていた。
この人達は、何をしているんだろう? そんな不思議そうな顔で、少年を見ている。
少年はミサキとの繋がりを解くと、身なりを少し整えて、公園の外に駈け出した。
少年が少し後ろを振り返ると、ミサキがベンチに横たわり臥せっている。
小さな子供は、身じろぎもせず立ち尽くしていた。