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『先生』
【教師 官能小説】

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「田島?田島?聞いてる??」

「え?あ!はい!何でしょう?」

じっと先生の手を眺めて
トリップしていた私は
突然の先生の呼びかけにびっくりした。


「高橋先生に本を薦められていただろ?
あれ、俺持ってるから貸してやろうか?って言ったの」

「あ・・!持ってるんですか?お願いします!」

赤信号で止めた車で
私のほうを向いてやさしく笑った先生は
確かに5年前に私があこがれていた佐瀬先生だ。

でも・・・
5年前の佐瀬先生は生徒に本なんか貸さない・・・






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