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The guard who loves me
【二次創作 官能小説】

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The guard who loves me-13

「・・・私なんかでどうにかなるかは疑問だが、

話して見る気はないか?
どうせ全ては終わりなんだろう?
なら何を話しても問題はないんじゃないか?」



「・・・・・」



ラグナからの言葉に、何か心に通じるところはあったのだろう。

今まで頑なだったファングの口から一言また一言と
言の葉が紡ぎ出されていく――――
§§§§§§§§§§§§


「・・・・・・」





―――ファングが全て語り終えるまで、ラグナは無言で聞き入っていた。


いつしかラグナの目の前に置かれた机に腰を下ろし、
ファングは全てを語り終えそして口をつぐんだ。










―――彼女が語った内容をまとめると、おおよそ以下の通りになる。


現在の年齢は21歳。

ファングの家族は妹が1人いた。名前はヴァニラ。
だが現在その所在は不明である。


物心ついた時から武器を手にしていたため、一般の女性のような少女時代を送ったためしがない。


妹と2人だけで過ごしていたこともあり、両親の記憶はないに等しい。

18歳の頃、盗賊団に襲われ妹を逃がす為に抵抗し、
最終的には力付くで複数の荒くれ男に“蹂躙”される。

そこで彼女は自らの“純潔”を奪われた。






以降は自らの武技を磨いて男を寄せ付けぬ雰囲気と実力を身に付けるに至る。
彼女の左腕のタトゥーはこの時期に入れたという。

“戦う女”としての自分自身の決意表明として―――


当然のことながら恋人など持ったことはない。・・・というか、男を敵と見なしていた感がある。


ちょっとしたいざこざから聖府軍の騎兵隊とやり合うことになり、
結局は敗北寸前にまで追い詰められる。

ここで命を助けてもらうのと引き換えに、聖府軍直属の暗殺者になり、
これまで複数の要人を暗殺してきた。


ラグナを襲撃したのも

“聖府の内情を調べようとする傭兵上がりのジャーナリストを抹殺せよ”

という指令に従ったもの。






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