彼-9
「恵美の顔、すげぇ、ヤラしい・・・」
くすくす笑う彼の顔は
あたしの大好きな顔で
涙が出た。
もうこの顔に出会うことはない。
もうこの顔であたしを見ることはない。
「ねぇ。キスして」
あたしが軽く頭を持ち上げると
彼が頭を下げて
あたしたちの唇は重なった。
舌を絡ませて
唾液を絡ませる。
そのまま彼はもう一度右手を
あたしのあそこに入れて
濡れているか確認をした。
「すげ・・・」