終わりのない恥辱-6
一方で大塚はマミに目をつけた。あの夜、男たちにマミを犯させて金を受け取ったことに味をしめたらしい。たびたび仕事帰りのマミを呼び出しては、裸に剥いて数人の男たちの前に差し出した。場所はみずきのアパート。
自分の部屋をそんなことに使われるのは気が進まなかったが、大塚がそれを始めて以来、みずきに極端に無茶な要求をしてこなくなったので放っておいた。マミは虚ろな目で大塚の呼び出しに従い、もう泣くことも叫ぶことも無く、男たちにされるがままになっていた。
小さな6畳の部屋で両手を後ろに組まされ、足を大きく広げた格好で縛られたマミ。最初こそ憐みの気持ちが湧いてきたものの、慣れてしまえば滑稽なだけだった。
男たちはかわるがわるマミの前に立ち、大きく勃起した性器を舐めさせ、乳房を揉みしだき、それでも濡れていないのがわかると、大塚から例の薬を受け取って膣に押し込んだ。
「ふん、素直に濡れてくれればこんなモン使わなくても済むのになあ」
「どうせこれ、混ぜ物だらけの安物なんだろ?そんなバンバン使って大丈夫なのかよ」
「知らねえよ、とりあえずぐちょぐちょになりゃあ何でもいいだろ……ほら、いい具合になってきたぜ」
勝手なことを言いながら男たちは下卑た笑い声をあげる。薬は大塚が私鉄の高架下にあるゲームセンターの地下で仕入れてくるらしい。場所さえわかれば中学生でも買える、と自慢げに話していた。薬を使われるたびに、マミは別人のように体を捩って足の間をしとどに濡らし、挿れて欲しい、はやく奥まで突っ込んで欲しいと涎を垂らしながら喘いだ。
「あぁ……熱いよう、体が熱いの、はやく、ねえ、欲しいよぅ……」
男たちは笑いながらマミにまたがり、気が済むまで腰を振り、その精子をマミの子宮に注ぎ込んだ。大塚はそんな様子を見ながら、みずきの体に手を伸ばすのが常だった。
「なんだよ、おまえ乳首しこってんぞ」
嬉しそうにみずきのシャツを捲りあげ、下着を引き下げて乳首を吸う。それを気持ちいいと感じてしまう自分が信じられなかった。でも、それも慣れてしまった。
「友達が輪姦されてる隣でやられるのって、どうよ? すげえ興奮すんだろ? すけべだもんな、みずきは」
大塚はみずきには薬を使おうとはしなかった。もっとも、みずきのその部分はそんな必要も無いほど潤っていた。脱げと言われれば脱ぎ、股を開けと言われればそうした。みずきの溢れ出る愛液を舌でべろべろと舐めとり、いやらしい女だと悦ぶ大塚のことが吐き気を催すほど憎かった。それなのに反応してしまう己の体はもっと憎かった。