初犯-5
「痴漢されて感じてるのか?」
「やっ、違います‥‥‥っ」
俺の声にもビクンと反応する。
乳首をいじりながら、右手はパンツの中に手を入れた。
「濡れてんじゃねぇか」
「‥‥‥っ!!」
「やっぱり感じてるんだろ、どこの誰かも知らない男に痴漢されて」
「ち、違います‥‥‥、もう、やめてっ‥‥‥」
「こんなに俺グチョグチョにして何言ってる」
俺は、女子高生の中にゆっくりと指を挿入する。
「や、だぁ‥‥‥っ!」
「はぁっ…はぁ‥‥‥」
俺の息も荒くなる。拒否する女子高生の声も本気で嫌がっているようには見えない。
‥‥‥感じているのだ。
ゾクゾクが止まらない。
こんなに興奮したことがあっただろうか。
「あっあっ、ダメ‥‥‥」
「声出すなよ、そんなに気持ちいいのかよ」
「ん、あっ‥‥‥ちが‥‥‥っ」
「何が違うって?」
「んっ、あぁっ」
女子高生が喘ぎ始めた。さすがにこれ以上目立つのは危険だ。
左手で女子高生の口を塞ぐと、右手で中をこする。
「‥‥‥っ、‥‥‥っ!!」
イったらしい。
電車が駅に止まり、扉が開く。
俺は慌てて女子高生から手を離した。