ニチヨウビ-7
「あれ、ここ薬局みたいですけど……具合が悪いんですか?」
「ううん、違うわ」
「じゃあ、何で薬局なんかに寄るんですか?」
「あとで、教えてあげるわ」
ショウを置いて車を出ると、わたしは店内である物を買った。
コンドームだ。
これを買うという事は、わたしはショウとやはりしてしまう事になるのか。
先程ショウが車内で言ったセリフが生々しくわたしの頭の中に響いた。
『おまんこに……イクッて……』
それは、もうしばらくの間、男からされていないことだ。
わたしも。わたしも、イクッて……言ってみたい。
頭の中が、卑猥なことで一杯になってきてしまう。
車に戻ると、ショウがため息混じりに自分の股間をジャージの上から触っていた。
ちょっと、この子ったら何を。
「もう、ショウ君たら、ここでそんなとこ触っちゃ……!」
「さっきからもうエッチな事ばかり考えちゃって、どうしようもないんです」
「我慢して、ね?」
車にエンジンをかけると、わたしは急いで車を出した。
ショウが完全に発情してしまっていた。その責任は、自分にもあるのかもしれない。
昨日、わたしが裸なんか見せてしまったから……。
おもむろにショウがジャージをずりおろし、勃起をむき出しにした。
わたしが教えた通り、皮を引き下ろすと、そのまま自分の指で扱き始める。
車高が高いので外からは見えないはずだが……倒錯してしまっていた。
隣から、うっ、うっ、と声が聞こえる。
その動物的な声を聞いていると、わたしまで感化されて雌になってしまいそうだ。
ピンク色の勃起から先走り汁が漏れて、エロい空気でむせ返りそうになる。
わたしは、横目でそれを見ながら、寂れた旧道に車を向かわせた。