車内遊戯-3
だめ。誰にもきづかれないように。声なんか絶対に出せない。
自分を戒めながら、そのちいさな突起を指先でなんども撫で上げる。
頬が紅潮するのがわかる。
緊張感からか、足が震える。
自分のしている行為にささやかな罪悪感を覚えながら、15分間、その快感に酔いしれる。
それだけで、満足だった。
でも。
だんだんとその刺激にも慣れて、私はどんどん大胆になっていった。
仕事が終わった後、下着を外して電車に乗ってみたり。
スカートの中のしっとりと湿った場所へ、指を滑り込ませてみたり。
それでも、ものたりなくなってきて。