ドヨウビ-8
なんと、ショウはまだオナニーすら知らないようだった。
それなのに、女の裸には興味があるのか。少々不思議な気がした。
自分は初めて本格的にオナニーしたのは、ショウと同じくらいの年だっただろうか。
さすがに、オナニーを知る前に男から触られるような事はなかった。
ショウの半分皮をかぶった、綺麗なピンク色の先端が見えた。
わたしは、すっとその皮を下におろそうとする。
「つっ!」
「ショウ君、こうすると、痛い?」
「何か、突っ張る感じがして、少し、痛いです」
「でも、男の子は、ここは剥けるようにしておいた方がいいわ。もう半分出てるし」
「うう……」
「じゃあ、剥くわよ」
ショウのものを握った手をズルリと下ろすと、ショウがうっ、と唸った。
皮がペロリと剥けて、亀頭の全体が露出している。
全体的に真っピンクのショウのものは、いかにも新品という感じが出ていた。
それでいて、綺麗に反っていて、しなやかさがあった。
「ほら、剥けたでしょう?」
「ああ……何かスースーします……」
「これからは、出来るだけ自分で剥くようにするのよ? 洗うときも、こうやってしないと、汚れてしまうから。わかった?」
「は、はい……」
「じゃあ、もうひとつ教えてあげるわね」
わたしは、ショウの横に寄り添って、まだ敏感なショウのものを優しく扱いてやる。
ショウの表情が、また歪んだ。
「あ〜〜〜〜っ!」
「どうしたの、ショウ君?」
「あああっ、何か、何か、出そうですうぅぅっ!」
「いいのよ、それは出してしまっても」
「うああああっ、怖い、一杯出てきそうで怖いよ!」
「怖くはないわ、すごく気持ちいいわよ」
「うわわわっ、出る、出る、サオリさん、出るうううううっっ!!」
ショウが限界を訴えてから、二扱きほどすると、噴水のように精液が吹き出た。
誇張ではなく、実際物凄い量である。
ショウの亀頭がしゃくり上げながら、ビュッ、ビュッ、と黄ばんだ精液を飛ばす。
あまりの飛距離に、どこまで精液が吹き飛んだのか把握できなかった。
一部は、わたしの体にも飛んだ。ビシャッ、と熱いものが吹きかかる感触もあった。
そうか、これが精通ということなのか……。
12年分蓄積されたものが、出ていったということなのかもしれない。
あまりの快感からなのか、ショウは脱力して横になってしまっていた。
まだ息が荒い。顔は、だらしなく呆けたようにしているが、可愛らしくもある。
わたしも、彼の射精の迫力に圧倒されて、体のどこかに火がついてしまったかもしれない。
思わず、勢いでショーツを脱いでしまった。
脱いで、どうしようと言うのだろう。ベージュのショーツは中心部に沁みがあった。