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小さな復讐
【ショタ 官能小説】

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ドヨウビ-2

「こんにちは、サオリおばさん。お久しぶりです」
「あら、いらっしゃい、ショウ君。二年ぶりくらいかしら。しかし、あなた大きくなったわねぇ」

 ショウはわたしより若干小さい位だが、160センチ位はありそうだった。
 二年前はわたしの肩くらいではなかったか……。
 当時は子供そのものという印象だったが、サッカーで鍛えられたのか色も黒く、子供というよりは青年の域に一歩足を踏み入れている雰囲気があった。

「あの……去年くらいから、身長伸びたみたいで」
「ふぅん……それにしても、そんなに伸びるのかしら。さ、上がって話しましょうか?」
「あ、はい……お邪魔します」

 ショウが遠慮がちに玄関で靴を脱いでいる。
 スポーツ少年らしく、髪は短めにしている。
 意志の強そうな少々太めの眉に、おっとりとした優しそうな瞳が印象的だ。
 田舎にいそうな純朴な少年という感じだろうか。
 背が高く、体も鍛えているので、もしかすると同学年の女の子にはもてるのかもしれない。

「ねぇ、ショウ君、夕食は何がいい?」
「う〜んと……僕は何でもいいですよ」
「それが一番困るのよねェ」
「……あ、じゃあ、明日試合があるんで、トンカツでお願いします」
「トンカツか、そうね。じゃあ、わたしは買い物に行こうかしら。ショウ君は留守番してる?」
「僕はその間、このあたりをランニングしに行きます」
「あら、この辺りの地理分かるの? 迷わないで出来る?」
「ええ、大丈夫です」
「そう。車に気をつけてね?」

 ショウははじめからジャージで来ていた。
 暇な時間帯に練習するつもりだったのか。
 サッカーにはかなり真面目に取り組んでいるのかもしれない。
 居間においた大きなバッグから、何か練習用具らしきものを取り出している。
 
 ショウが準備を終えると、わたしと一緒に部屋を出た。
 軽い準備運動をして、じゃあ行ってきますと駆け去っていくショウ。
 詳しくはないが、彼はそれなりに有名どころのチームに所属しているらしい。 
 練習はかなりしているのだろう。足取りは軽やかで、あっという間に姿が見えなくなった。


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