時の邂逅-12
「私が初めてか……嬉しいな……じゃあ、こっちでもイッとく?」
デレクシスは下に手を滑らせて柔らかい茂みを掻き分けた。
「ああっ」
茂みの奥に隠された洞窟からは大量の液体が溢れ出ており、グショグショに濡れている。
「凄い……大洪水……」
デレクシスは体をずり下げてウィルの足を開かせた。
「やだっ見ないでっ」
ウィルの言葉を無視したデレクシスは足の間に入って、淫口をくぱあと指で広げる。
糸を引いて左右に開いたソコは卑猥で妖艶でなんとも言えない魅力がある。
「いやぁ……」
両手で顔を隠したウィルはいやいやと小さく首を横に振った。
そんな仕草は男を煽るだけなのに。
「ひいっ?!あぁっなに?!」
突然襲った快感にウィルが視線を下に向けると、デレクシスが淫口にしゃぶりついていた。
「うそっダメだよっ汚いっ」
「汚なくない……凄く美味しいよ?」
「やだぁっお願いっやめて」
デレクシスの頭に両手をついて本気で引き剥がそうとしているウィルの様子にデレクシスは眉をひそめる。
「え?これも初めて?」
ウィルは涙目をウルウルさせてコクコク頷いた。
「……処女?」
「違うけど、普通しないよぉこんな事」
「いや、普通だよ」
変態みたいに言わないで欲しい。
ウィルの今までの相手が淡白だったのか、500年前はこれが変態行為になるのかは分からないが……やりたいからやる。
デレクシスは再び淫口に舌を這わせ、ぴちゃぴちゃとワザと音をたてて愛液を舐め取った。
「んあっデレク、デレクっ……はあっ…ああっだめぇっ……んはぁ……」
頭を掴んでいたウィルの手から段々と力が抜けていき、内腿がビクビクと震える。
デレクシスは小さい蕾を見つけると、そこを舌で弾いた。
「きゃうっあぁんっあっあっいやっいやっ」
まだ嫌と言うか……デレクシスは指に愛液を絡めてゆっくりと挿入する。
「んあっ」
出し入れしている指をもう一本増やし、クイッと曲げて腹側を擦った。
「んいっ?!」
ズクンと胎内が疼き、ウィルは躰を反らす。