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『癒しの館』〜変態マッサージ店〜
【レイプ 官能小説】

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『癒しの館』〜変態マッサージ店〜-5

 そこは最近建てられたばかりの新しいマンションの一室。大理石で出来たエントランスは床や階段もぴかぴかに磨かれていて清潔感が感じられた。新しい建物っていいよね、なんて言いながらふたりで階段を下り、『癒しの館』とプレートの掛けられた黒い重厚なドアの前に立った。

 ドアの脇につけられた呼び出しボタンを押す。美香が紹介してくれた彼女の名前を告げると、静かにドアが開いた。

 部屋に入ってすぐの場所は真っ黒な布で囲われて、奥の様子は何も見えなかった。うっすらと人の話声のようなものと静かな音楽が聞こえる。スーツ姿の美しい女性が微笑みながら軽く頭を下げた。

「いらっしゃいませ。ご利用は初めてでいらっしゃいますか?」

 美香と顔を見合わせ、はい、と頷いた。

「かしこまりました。それでは当館についての説明をさせていただきます。まず、私どもはお客様の心と体の両方を癒してまいります。そのためにいくつかプライベートな質問をさせていただくことがございます。また、体を癒してまいります際には専用のガウンにお着替えいただきます」

 女性が確認するようにわたしたちを見つめる。エステやマッサージのことを思えば、特に不審には感じられなかった。またわたしたちは頷いた。それを確認して女性は続ける。

「お客様にご提供いただいた個人情報につきましては、秘密を厳守いたします。また『癒し』を行う過程で、中にはどうしても抵抗があるという方もいらっしゃいますので、その場合はおっしゃっていただければ途中で終了することも可能です」

 抵抗、とはなんだろう。ものすごく痛いのだろうか。女性はゆっくりと首を振った。

「痛い、というようなことは無いかと思います。個人差はありますが・・・また料金に関しましては初回は無料となっております」

 無料と聞いて美香がホントに?と声をあげた。わたしも驚いた。

「ええ、2回目からはそれぞれのご希望コースに合わせた料金を頂戴しております。それではご質問が無ければ『癒し』にご案内させていただきますが、よろしいですか?」

 ご案内はおひとりずつ別々のお部屋になります、と言われて、わたしはもうひとり奥から出てきた女性に案内されて黒い布をくぐり、美香と別れて部屋の奥へと進んだ。

 入口から予想していたよりも、中はずっと広かった。赤い絨毯の敷かれた細い廊下のようなスペースがどこまでも続く。足元に点々と置かれた蝋燭だけが照らし出す、この薄暗い雰囲気も演出だろうか。両脇には番号の振られた部屋がある。わたしはその中の一室へと通された。小さなオレンジ色の照明がうっすらと光る室内は甘い香りがして、とても落ちついた雰囲気だった。

 部屋の真ん中には大きめのベッドが置いてある。お尻をおろすとふかふかとして気持ちがいい。白いガウンを渡される。

「それではお着替えになってこのまま少々お待ちください。施術師を呼んでまいります」

 壁に掛けられたハンガーに仕事用のスーツを脱いで吊るしていく。壁には下着もすべて脱ぐようにと注意書きがある。書かれている通り全裸になって、白いガウンだけを身につける。シルクだろうか。肌触りはすごく良いけれど、乳首の形がはっきりと浮き出てしまって恥ずかしい。


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