カノジョノキモチ-6
「もう、いいの?」
「う……うん……」
ミクの白い肌に朱がさし始めている。
少しづつ、また違う彼女が現れはじめているのか。彼女の瞳が妖艶さを帯びつつある。
この前は、彼女を強引に犯した。
今度は、普通に……。僕は、彼女の制服を脱がし始めた。彼女は、抵抗しない。
ミクの肌は、完成された磁器のように白く透明感がある。
脱がされている間、僕と目を合わそうとしない。
そんな彼女を抱き寄せ、僕はキスしようとした。
僕が顔を寄せると、彼女は顔を横にそむけた。
こういう事をしているが、別に彼女の心まで手に入れている訳ではないのだ。
あくまで、僕は彼女の吸血後の事後処理を引き受けているだけ。
彼女の興奮状態が長く続いてしまうと、きっと良くないことになるのだろう。
しかしまだ会って間もないとはいえ、少し傷ついてしまう。彼女にとって、僕は何なのか。
上下ともシンプルな白い下着姿の彼女が横たわっていた。
お腹を触ると、フーッと溜息が漏れた。その勢いで、そのままブラを外す。
小ぶりだが、形の良い乳房がこぼれた。片方の乳房の先端に吸い付き、もう片方を手で揉んだ。
大きく揉むたびに、ハッハッと息が荒くなる。ショーツの上から股間に触れてみた。
少々潤っているが、気のせいか、この前ほどではない気がした。
しばらく指でクロッチ付近を撫で続けた。彼女は、もういつもの彼女ではなかった。
自分で乳房を揉み、乳首を摘んでいる。
僕は、彼女のオナニーの手伝いをしているのだろうか。
体を重ねているのに、どこか、彼女が遠くに感じる。
彼女は普通ではない。仕方ないのだ。
今の彼女に用事があるのは、僕の体だけなのだ。
ショーツを脱がせた。薄い逆三角の陰毛が現れた。
いろいろ悩んでも、やはり彼女の裸には欲情してしまう。どうしても勃ってしまう。
今は僕も彼女の体を使って、オナニーしてしまえばいい。
ミクの足を広げると、既にその部分は濡れそぼり、ひくついている。
自分のものをつかんで、彼女に入れ込んだ。ミクは、ああっ、と一際高い声で反応した。
挿入直後にうっかりすぐ放ちそうになってしまう。じっと動かずに堪えた。
なんとか彼女の収縮に耐えると、そのまま動いた。
奥を突くたびに、彼女が体をくねらせた。いい女だと思う。
オナニーとしては、最高だろう。彼女の顔が快楽に歪んでいた。
瞳にはいつもと違い、妖艶な光がある。もっと悦びを貪ろうとしていた。
こうか、こうか。腰を使い、乳首を噛んだ。やがて、彼女は体を硬直させ、達した。
抜いて外に射精しようとしたが、彼女は下から抱きついてきた。
そのまま、彼女の体の柔らかさと締りを感じたまま、内部に放出した。
僕も、しばらく繋がったまま彼女を抱きしめ続けた。