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『perfume』
【エッセイ/詩 その他小説】

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『perfume』-1

この花の香りは

あなたの使ってたシャンプーの香りに似てる


あなたがじゃまそうに
前髪をかき上げるたび
あなたの溜め息と混じり合って


香ってくる


 

あなたの肩に顔をのっけて


スッと息を吸い込むと

香ってくる

 

淡いタバコのにおいとシャンプーの香り


 

毛先の少し痛んだ
こげ茶色の髪の毛も


私を包んでくれた
あの香りも

 

大好きだったんだよ


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