診察-5
答えに迷っている美里をよそに、先生は乳首をすり続けている。
「んっ…。」
「どうですか?もし痛いのならそうですね、試しにあれを塗ってみましょう。」
引き出しから何やら白い色の軟膏のような物を出してきたかと思うと、それを指に取り、美里の乳首に塗り始めた。
「うっ…んっ…。」
「んー、少し苦しそうですね。そこのベッドに横になって下さい。」
「は、はい。」
美里は自分の愚かさに悲しくなっていた。診察なのに、感じてしまっている自分が居るのだ。
もう何も考えないようにしよう、と決意して美里は横になった。