第3章-10
携帯電話から、有希子の床を歩く音が聞こえる。
ゆっくりと床を足が擦る音が、何とも悩ましい。
しばらくすると、有希子の切ない声が私の携帯から聞こえた。
「あぁ、ご主人様・・有希子は逝きそうになりましたっ!」
「だめだ、まだ逝くなよ、居間に付いたのか?」
「はい、丁度そこに付きました」
「今のお前の気持ちを言ってみろ」
「恥ずかしいのと、気持ちが良いのと半々です、あの・・」
「何だ?」
「逝っても良いでしょうか、もう限界です」
「わかった、それでお前の携帯は写真は撮れたな」
「あん、はい・・撮れます」
「では逝く前に、お前の顔と身体と野菜が刺さっているまんこと、
おっぱいの写真を写せ、いやらしいお前の写真を写して私に送るんだ、
それから逝かせてやる」
「あぁ、そんな・・」
「私の奴隷になりたいんだろう、有希子」
「あん、ご主人様の意地悪・・分かりました、お待ち下さい」
そう言って、有希子が携帯で写真を撮る音が聞こえる。
カシャカシャとカメラで写す音が聞こえた。
「ご主人様、写しました、これから送ります」
「よし、送れ」
「はい・・」
私はこのとき、ほんとに撮った写真を有希子が送るとは思っていなかった。
しかし、有希子は私に忠実だった。
暫くして、私の携帯電話に音が鳴り、有希子からの画像が何枚か届いたのである。
それは妖艶で美しい人妻の淫らな写真だった。