▼\__出会い。__/-1
\__なゆる の 影。__/
「あちゃー(汗)
今年は知ってる人全然いないなぁ...」
中学3年の始業式。
クラス替えでなゆるは全ての友達とクラスが離れてしまったのだ。
なゆるはあーぁと少し落ち込んで教室へ行こうとした。
ドンッ!!
「きゃ!」
「あうッ!」
小さななゆるの上に誰かが覆い被さる。
「あー!ごめんネー(汗)影が俺と同じクラスになれたからってよろこ...」
「ごめん。こいつの言う事はあんま気にしないで。」
覆い被さってきた男の隣にいた人が冷たく言った。
「あ、ぁ...はい...///」
その男があまりにも男らしいのか、フラフラしてしまう。
「てか君可愛いネ!何組?」
初対面なのにもかかわらず馴れ馴れしく言ってくる。
「ぁ、えと、2..組です」
質問してきた男が急に笑顔になる。
「※〜△× ■〒#$£!!??マジで!?
俺らもだよぉお!!
ぁ、俺丸山!丸って呼んでネ!!!
で、こいつが、このイケ...メンが影!」
影は確かにイケメンだ。丸..も悪くはないけど。
「えぇーっと、中島なゆる...です」
丸はコクコク頷いた。
「なゆるちゃんか〜かわいいなぁ!!」
「肝いぞ。」
影は呆れて先に行ってしまった。
「あ!おい待てよ!」
丸は影を追いかける。
「あ!なゆるちゃんも!」
グイッと腕を引っ張られた。
「-----この調子なら...大丈夫かな...?」