堕天使のいる部屋-5
機械は、哀しいほど嘘をつかない。
俺は、画面を食い入る様に見ていた。以下が録画の内容である。
「あ、カズ君、やっと来たね」
「おっ、サチ! 見つけるの、手まどってさァ、ミッチーの部屋って、ここ?」
「うん、そうだよ」
「そっか、助かるなァ。なかなかこういうのって場所、見つからないもんなぁ」
画面に映る男の子は、最近女子から人気の同学年の生徒だと思われた。
いろいろ女子にちょっかいを出したりしているが、快活で、行動力のありそうな子だ。
少年野球か何かやっているのか、坊主頭で、かなり日焼けしている。
サチはそんな少年の姿を、うっとりした顔で見つめていた。
「カズ君、昼ごはん食べてきた?」
「ああ、うん。そんなに時間ないんだろ?」
「夕方ぐらいまで、かな」
「だって、いっぱいやりたいしさぁ。自分でするの、我慢してたんだぜ?」
「あ、じゃあ、あたしシャワー浴びてくるから」
「よし、一緒に浴びようぜ」
カズ、と呼ばれた子は何の躊躇いもなくポンポン服を脱いで裸になった。
サチも少し照れながら、やはり脱いでいった。
カズはもう待ちきれないとばかりに、服を脱いでいる途中のサチのまだ薄い胸や尻を触り、いたずらをしている。カズのピンクの亀頭が、既に垂直を向いていた。
サチは、もう、という顔をしながらまんざらではないようだ。
やがて、二人はシャワーを一緒に浴びに行った。
しばらくして、手をつないだ二人が出てきた。
カズが、サチの濡れた髪をタオルで拭いてやっている。
タオルは、サチが自分で持ってきたのか……。
「おっ、ミッチーの家のベッドすげえな、ギッシギッシ跳ねるぜ!」
「カズ君、あんまりすると、壊しちゃうよ」
「今から、こうやってするんだろ? あーもう、我慢できねぇよ! サチ、早く来いよ」
「もう……」
サチがベッドに座ると、カズはすぐさま彼女を押し倒した。
そのまま、彼女のまだ肉付きの薄い両足を開き、股間に頭を突っ込んでいる。
「あー、サチって、まだ生えてないんだ。俺、少し生えてるぜ」
「そんなの……そのうち……あたしも、生える、わよ」
「ユキは、もう生えてたぜ、結構ボーボー。サチのここはまだ綺麗な感じだなぁ、ね、サチ、ここ、こういう風に触るの、どう?」
「あ、あんまり乱暴にしたら、だめ、よ」
「女って、ここ、いいんだろ? ユキに聞いたよ?」
「だ、だめ、そこ、あんまり強くすると、ヒリヒリしてくる……」
「そうなの? あ、でも、結構ぬるぬるしてきたし、もう出来るじゃん?」
「も、もう少し……」
「なんだよ、しょうがねぇなぁ」
カズの坊主頭が、サチの股間で動いていた。指も、同時に動かしている。
サチは、その指が動く度に、時々溜息のような声を漏らしていた。